2015.07.21【日译中】千曲川のスケッチ (一)学生の家

发表于:2015-07-21 16:35 [只看楼主] [划词开启]

 地久節には、私は二三の同僚と一緒に、御牧(みまき)ヶ原(はら)の方へ山遊びに出掛けた。松林の間なぞを猟師のように歩いて、小松の多い岡の上では大分蕨(わらび)を採った。それから鴇窪(ときくぼ)という村へ引返して、田舎の中の田舎とでも言うべきところで半日を送った。

 地久节那天,我和三两个同事一起到御牧原那一带登山游玩。我们像猎人一样穿梭于松林间,在小松见的山冈上摘了蕨菜,之后返回叫做鸨洼的村子,并在那个可以称之为村中之村的地方度过了半日。

注:地久节是皇后诞生节

 私は今、小諸の城址(しろあと)に近いところの学校で、君の同年位な学生を教えている。君はこういう山の上への春がいかに待たれて、そしていかに短いものであると思う。四月の二十日頃に成らなければ、花が咲かない。梅も桜も李(すもも)も殆(ほと)んど同時に開く。城址の懐古園(かいこえん)には二十五日に祭があるが、その頃が花の盛りだ。すると、毎年きまりのように風雨がやって来て、一時(いちどき)にすべての花を浚(さら)って行って了(しま)う。私達の教室は八重桜の樹で囲繞(いにょう)されていて、三週間ばかり前には、丁度花束のように密集したやつが教室の窓に近く咲き乱れた。休みの時間に出て見ると、濃い花の影が私達の顔にまで映った。学生等はその下を遊び廻って戯れた。殊(こと)に小学校から来たての若い生徒と来たら、あっちの樹に隠れたり、こっちの枝につかまったり、まるで小鳥のように。どうだろう、それが最早(もう)すっかり初夏の光景に変って了った。一週間前、私は昼の弁当を食った後、四五人の学生と一緒に懐古園へ行って見た。荒廃した、高い石垣の間は、新緑で埋(うずも)れていた。

 我现在在小诸城址附近的一所学校里教书,学生的年龄和你差不多大。你能想到在这个山上的春天有多么难等,有多么短暂吗。不到4月20日花是不会开的,梅花,樱花和李花几乎同时开放,城址的怀古园25日前后会有活动,那个时候花才会完全盛开。这么看来,倒像是每年约定俗成了似的,风雨来,百花开。我们的教室被八重樱树所环绕,就在三周前,密实的结成花束一般的八重樱繁复的开在教室的窗前,休息时间里出去一看,层叠的花影直映到我们的脸上,学生们就在那底下玩耍嬉戏。特别是小学的年纪尚轻的孩子们来的时候,一会藏到那棵树下,一会又抓住这棵树的树枝,像群小鸟。怎么样?是不是俨然一副初夏的光景了呢。一星期前,我在吃过午饭后和四五个学生一起,去怀古园看了看,荒废的高高的残垣断壁间已铺满了新绿。

 私の教えている生徒は小諸町の青年ばかりでは無い。平原(ひらはら)、小原(こはら)、山浦、大久保、西原、滋野(しげの)、その他小諸附近に散在する村落から、一里も二里もあるところを歩いて通って来る。こういう学生は多く農家の青年だ。学校の日課が済むと、彼等は各自(めいめい)の家路を指して、松林の間を通り鉄道の線路に添い、あるいは千曲川(ちくまがわ)の岸に随(つ)いて、蛙(かわず)の声などを聞きながら帰って行く。山浦、大久保は対岸にある村々だ。牛蒡(ごぼう)、人参(にんじん)などの好い野菜を出す土地だ。滋野は北佐久(きたさく)の領分でなく、小県(ちいさがた)の傾斜にある農村で、その附近の村々から通って来る学生も多い。

 我所教的学生并不全是小诸城镇里的青年,也有很多来自平原,小原,山浦,大久保,西原,滋野等散布在小诸附近的村落,他们通常要走上一二里地来上学,而这些学生中大多是农家子弟。学校的课程结束后,他们各自朝着归家的路,走在松林间,沿着铁道旁,或沿着千曲川的岸,耳听蛙鸣而归。山浦和大久保就在千曲川的对岸,那里的土地盛产牛蒡,胡萝卜等备受喜爱的蔬菜。滋野并不属于备佐久,是位于小县斜坡处的一个农村,从那附近过来求学的孩子颇多。

 ここでは男女(なんにょ)が烈(はげ)しく労働する。君のように都会で学んでいる人は、養蚕休みなどということを知るまい。外国の田舎にも、小麦の産地などでは、学校に収穫(とりいれ)休みというものがあるとか。何かの本でそんなことを読んだことがあった。私達の養蚕休みは、それに似たようなものだろう。多忙(いそが)しい時季が来ると、学生でも家の手伝いをしなければ成らない。彼等は又、少年の時からそういう労働の手助けによく慣らされている。

 这里的人们都很热爱劳动。像你一样的在城市上学的孩子应该是不知道有个养蚕假的。外国的农村也是,好像在小麦产地学校都会有个收获假,我记得在哪本书里读到过相关的内容,我们的养蚕假,就和那个相似。农忙时节,即使是学生不得不给家里帮忙。他们从少年时代开始就习惯了这种要充当劳动帮手的生活。

 Sという学生は小原村から通って来る。ある日、私はSの家を訪ねることを約束した。私は小原のような村が好きだ。そこには生々とした樹蔭(こかげ)が多いから。それに、小諸からその村へ通う畠(はたけ)の間の平かな道も好きだ。

 有个叫S的学生是从小原村过来上学的。有一天我们约定好了去造访他家。我很喜欢小原那样的村子,因为那里成的绿树遮蔽成荫。除此之外,我也很喜欢从小诸通往小原的那条平直的路。

 私は盛んな青麦の香を嗅(か)ぎながら出掛けて行った。右にも左にも麦畠がある。風が来ると、緑の波のように動揺する。その間には、麦の穂の白く光るのが見える。こういう田舎道を歩いて行きながら、深い谷底の方で起る蛙の声を聞くと、妙に私は圧(お)しつけられるような心持(こころもち)に成る。可怖(おそろ)しい繁殖の声。知らない不思議な生物の世界は、活気づいた感覚を通して、時々私達の心へ伝わって来る。

 就这样,我闻着青青麦秧的芬芳就出门了,我的左右都是麦田,轻风拂过,便如绿波荡漾,这时麦穗泛着的白光清晰可见。在这样的乡村小路上行走,听着自深谷底处传来的蛙声,让人有一种奇妙的受抑制的感情,可怖的繁殖之声,不被人所知的这种不可思议的生物世界,正通过生机勃勃的感觉,时时传到我们的心底。

 近頃Sの家では牛乳屋を始めた。可成(かなり)大きな百姓で父も兄も土地では人望がある。こういう田舎へ来ると七人や八人の家族を見ることは別にめずらしくない。十人、十五人の大きな家族さえある。Sの家では年寄から子供まで、田舎風に慇懃(いんぎん)な家族の人達が私の心を惹(ひ)いた。

 最近S家开始做牛奶生意了。他们家是个大家族,父亲和兄长在当地都很有声望。来到这样的农村,看到七八个人的家族并不是什么稀奇的事情,这里甚至有十到十五人的大家族。在S的家中,从年老者到孩子,这个家族里的所有人以乡村特有的殷勤牵动了我的心。

 君は農家を訪れたことがあるか。入口の庭が広く取ってあって、台所の側(わき)から直(じか)に裏口へ通り抜けられる。家の建物の前に、幾坪かの土間のあることも、農家の特色だ。この家の土間は葡萄棚(ぶどうだな)などに続いて、その横に牛小屋が作ってある。三頭ばかりの乳牛(ちちうし)が飼われている。

 你有没有过造访农家的经历?农家的特色之一是进门后的庭院很宽敞,从厨房的一侧直通到后门。在房屋的前面有几平米的偏厦,这也是农家的特色。偏厦之后是个葡萄架,横向里搭了个牛棚,里面只饲养着三头奶牛。

 Sの兄は大きなバケツを提(さ)げて、牛小屋の方から出て来た。戸口のところには、Sが母と二人で腰を曲(かが)めて、新鮮な牛乳を罎詰(びんづめ)にする仕度(したく)をした。暫時(しばらく)、私は立って眺(なが)めていた。

 S的兄长提着大桶从牛棚里走出来。S和他的母亲则站在窗口,两个人弯着腰挤着鲜牛奶。不一会,我站直身体眺望向远方。

 やがて私は牛小屋の前で、Sの兄から種々(いろいろ)な話を聞いた。牛の性質によって温順(おとな)しく乳を搾(しぼ)らせるのもあれば、それを惜むのもある。アバレるやつ、沈着(おちつ)いたやつ、いろいろある。牛は又、非常に鋭敏な耳を持つもので、足音で主人を判別する。こんな話が出た後で私はこういう乳牛を休養させる為に西(にし)の入(いり)の牧場(まきば)なぞが設けてあることを聞いた。

 晩の乳を配達する用意が出来た。Sの兄は小諸を指して出掛けた。

 很快我来到了牛棚,听S的兄长各种趣谈。S的兄长说,根据牛的脾性,既有性情温和肯让人挤奶的,也有很吝啬的。当然还有狂躁的,冷静的,多种多样。并且牛的耳朵异常灵敏,它能够通过脚步声来判断是不是主人。听闻了这些以后我才知晓原来西边入口的那个牧场是专供奶牛休养而建的。

 晚上送牛奶的工作已准备就绪,S的兄长顺着小诸的方向出门了。

 

最后编辑于:2015-08-01 21:17
分类: 日语
全部回复 (54) 回复 反向排序

  • 0

    点赞

  • 收藏

  • 扫一扫分享朋友圈

    二维码

  • 分享

课程推荐

需要先加入社团哦

编辑标签

最多可添加10个标签,不同标签用英文逗号分开

保存

编辑官方标签

最多可添加10个官方标签,不同标签用英文逗号分开

保存
知道了

复制到我的社团