2015.07.26【日译中】「文豪文学」芥川短編シリーズ 芋粥(八)

a139111 (コエイ) 译译生辉
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发表于:2015-07-26 22:54 [只看楼主] [划词开启]


   


芋粥

 
  芥川
 
          あくたがわ
  
  龍之介
       りゅうのすけ
       

 


(八)



   ──五位は猫背を一層低くしながら、利仁の顔を見上げるやうにして訊ねた。「まだ、さきでござるのう。」 利仁は微笑した。悪戯をして、それを見つけられさうになつた子供が、年長者に向つてするやうな微笑である。


---五品官那罗锅越发压低了起来,抬头看着利仁的脸说:“还要往前啊。”利仁微笑起来。就像是被人看穿恶作剧的小孩子一样对这长者微笑。

   鼻の先へよせた皺と、眼尻にたたへた筋肉のたるみとが、笑つてしまはうか、しまふまいかとためらつてゐるらしい。さうして、とうとう、かう云つた。「実はな、敦賀まで、お連れ申さうと思うたのぢや。」笑ひながら、利仁は鞭を挙げて遠くの空を指さした。その鞭の下には、的皪として、午後の日を受けた近江の湖が光つてゐる。  


鼻尖的皱纹和眼角的褶皱,好像在犹豫不决的想是否要笑出来呢?于是利仁终于说道:“”其实想带您去往敦贺。”利仁边笑边举起鞭子指向远处的天空。鞭下闪闪发光,近江湖水正辉映着夕阳。

    五位は、狼狽した。「敦賀と申すと、あの越前の敦賀でござるかな。あの越前の──」 利仁が、敦賀の人、藤原有仁の女婿になつてから、多くは敦賀に住んでゐると云ふ事も、日頃から聞いてゐない事はない。が、その敦賀まで自分をつれて行く気だらうとは、今の今まで思はなかつた。第一、幾多の山河を隔ててゐる越前の国へ、この通り、僅二人の伴人をつれただけで、どうして無事に行かれよう。ましてこの頃は、往来の旅人が、盗賊の為に殺されたと云ふ噂さへ、諸方にある。

五品官惊慌失措的说:“敦贺??就是那个越前的敦贺么?那个越前的---” 利仁自从成为敦贺人作了藤原有仁的女婿之后,长时间居住在敦贺,这事平时也不是没有听说过。但,利仁要给自己带到敦贺,直到现在也是没有想到的。首先,来到诸多山重水阻的越前国,就只带这两个随从,怎能保路上平安无事?且最近谣言四起,说是有过往行人因强盗被杀。

   ──五位は歎願するやうに、利仁の顔を見た。「それは又、滅相な、東山ぢやと心得れば、山科。山科ぢやと心得れば、三井寺。揚句が越前の敦賀とは、一体どうしたと云ふ事でござる。始めから、さう仰せられうなら、下人共なりと、召つれようものを。──敦賀とは、滅相な。」


   ---五品官一脸恳求的样子望着利仁说:“又是如此荒谬,原本答应好去东山,却是山科。原以为是山科,谁知是三井寺。结果是越前国的敦贺,到底怎么回事?一开始就这么直说,哪怕多带些下人啊。---去敦贺,真是荒唐至极啊”

   五位は、殆どべそを掻かないばかりになつて、呟いた。もし「芋粥に飽かむ」事が、彼の勇気を鼓舞しなかつたとしたら、彼は恐らく、そこから別れて、京都へ独り帰つて来た事であらう。「利仁が一人居るのは、千人ともお思ひなされ。路次の心配は、御無用ぢや。」 五位の狼狽するのを見ると、利仁は、少し眉を顰めながら、嘲笑つた。さうして調度掛を呼寄せて、持たせて来た壺胡籙を背に負ふと、やはり、その手から、黒漆の真弓をうけ取つて、それを鞍上に横へながら、先に立つて、馬を進めた。


  五品几乎带着哭丧这的脸嘟囔着。如果没有“饱餐山药粥”这件事来鼓足他的勇气,恐怕就会他当场离开,独自回京都了。“有我利仁,可抵千人。路上无须担忧。”见五品如此惊慌,利仁不禁皱了皱眉头,嘲笑地说。然后叫过随从,将带来的箭筒背在身上,又接过一张黑漆弯弓,横放在鞍上,旋即一马当先,向前奔去。


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  見た終わったと見て感じるの差


  


   

最后编辑于:2015-07-27 10:34
分类: 日语
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