2015.07.27【日译中】ビブリア古書堂の事件手帖 第一話 夏目漱石『漱石全集・新書版』(21)

珊狗儿 (狗狗) 译坛英杰
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发表于:2015-07-27 17:06 [只看楼主] [划词开启]

 こぢんまりとしているが明るい個室だった。窓際にはリクライニング機能つきのベッドが置かれている。緩く起きあがったマットレスにもたれて、クリーム色のパジャマを着た髪の長い女性が目を閉じていた。

  这是一间明亮整洁的单人房。窗边放着一张具有自动调节功能的床。一名身着奶油色睡衣的长发女性闭着眼睛躺在微微升起的床垫上。

 

 きっと読書の最中にうたた寝してしまったのだろう。膝《ひざ》の上で開いたままの本に、太いフレームの眼鏡が置かれていた。長い睫毛《まつげ》の下にすっと通った鼻筋。薄い唇が軽く開いている。柔らかい感じの美貌《びぼう》には見覚えがあった――六年前、ビブリア古書堂の前にいたあの人だ。少し頬の肉が落ちた気もするが、それ以外はあまり変わらない。今の方が綺麗に見えた。

  她一定是正在看书的时候打起盹儿来了吧。在摊开放在膝盖上的书上放着一副粗框眼镜。长长的睫毛下是笔挺的鼻梁,薄唇微张。我对这有着柔和感的美貌有印象——她就是六年前站在比布利亚古书堂前的人。虽然她脸上的肉也有削减的感觉,不过除此以外没有什么改变。现在的样子看上去很漂亮。

 

 ベッドの周りには古い本が何列も積み上がり、まるで小さなビル街のようだった。入院生活の暇つぶしに持ちこんだと言い訳できる量ではない。病院に怒られないんだろうか。

  床的周围已经堆了几叠旧书,像极了小型高楼街。多到无法借口“用来打发住院的日子”。不知道院方有没有对她发火了。

 

 ふと、彼女の瞼《まぶた》が上がった。目をこすりながら、ちらりと俺の方を見る。

  突然,她抬起了脸。一边揉着眼睛,一边朝我瞟了一眼。

 

「……文《あや》ちゃん?」

  “……小文?”

 

 口から出てきたのは知らない名前だった。か細く、澄んだ声にどきりとした。声を聞くのはこれが初めてだった。

  她口中叫出的是个我不知道的名字。微弱而动听的声音吓了我一跳。我这是第一次听见她的声音。

 

「本、持ってきたの……?」

 “你把书带来了吗……嗯?”

 

 眼鏡をかけていないせいか、俺を誰かと勘違いしているらしい。とにかく黙っていても埓《らち》があかない。喉《のど》の詰まりを吹き飛ばすように無理やり咳払《せきばら》いした。

  大概是没戴眼镜的缘故吧,她似乎把我我认为是别人了。总之我就是不说话也解决不了问题。于是我就像硬是赶走了堵住喉咙的东西一样,清了清嗓子。

 

「……こんにちは」

 “……你好。”

 

 今度は聞こえるようにはっきり言った。びくっと彼女は肩を震わせる。膝に置かれた眼鏡をかけようとあたふたするうちに、手にぶつかった本がベッドから滑り落ちた。

  接着用她能听见的声音清楚地说道。她吓得肩膀一颤。就在她慌慌张张地想戴上放在膝上的眼镜时,被她的手碰到的书从床上滑落了下来。

 

 あ、とかすかな悲鳴が聞こえた。

  只听她“啊!”的一下轻声惨叫出来。


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分类: 日语
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