2015.07.27【日译中】ビブリア古書堂の事件手帖 第一話 夏目漱石『漱石全集・新書版』(22)

珊狗儿 (狗狗) 译坛英杰
16 1 0
发表于:2015-07-27 17:09 [只看楼主] [划词开启]

 考えるよりも早く俺の体が動いた。病室の中へ大きく跳んで片手を伸ばし、ぎりぎりのところで受け止める。さほど大きくはないがずっしりと重い本だった。白地の表紙を埋めつくすように『写真《しゃしん》よさようなら 8月《がつ》2日《か》山《やま》の上《うえ》ホテル』と印刷されている。かなりの年代物のようで、カバーの端が折れて黒ずんでいた。

  还没来得及思考,我的身体就先动了起来。我一个健步冲进病房,伸出一只手险险地接住了它。那是一本不是很大,分量却很扎实的书。封面印刷的《再见,照片 8月2日山上宾馆》仿佛要将白底的封皮淹没一般。这好像是一本颇为古老的书了,封皮的一角都皱折变黑了。

 

 我ながらいい反応だったと思う――しかし、顔を上げると彼女は毛布を胸元まで引き上げて、壁からぶら下がったナースコールのボタンに手をかけていた。大きく開かれた目には怯《おび》えの色がありありと浮かんでいる。見知らぬ大男がいきなり部屋に飛びこんでくれば誰だって驚く。慌てて立ち上がり距離を置いた。

  连我都觉得自己反应真快,但是——我一抬头就看见她把毛毯扯到胸前,手握上了从墙上垂下来的呼叫器。长得大大的眼睛里浮现出了明显的惧色。要是一个不认识的壮汉突然闯进房间的话,任谁都会被吓到吧。我慌慌张张地站起身来和她保持距离。

 

「すいません。祖母の本のことで来たんです。北鎌倉の店に行ったら、ここへ来るように言われて……さっきメールが来ませんでしたか」

“对不起。我为了外婆的书而来。到北镰仓的书店后被告知到这里来……刚才有收到短信的吧?”

 

 今にもボタンを押そうとしていた指先が止まった。彼女はサイドテーブルに置かれていたノートパソコンを振り返り、目を細めて画面を見る――みるみるうちに頬が真っ赤に染まっていった。

  直到刚才都想按下去的指尖顿住了。她扭头看向放在床头柜上的笔记本电脑,眯着眼睛看着屏幕——看着看着她的脸就变得通红了。

 

「……もっ」

“……万,”

 

 も? 首をかしげていると、体を畳むように深々と頭を下げてくる。綺麗な髪の分け目がこちらを向く。人のつむじをまじまじと眺めるのは初めてだった。

  万?她头一歪,身体就像叠起来一般深深地鞠了一躬,把她美丽秀发分开时露出的头皮朝向了我。我还是第一次盯着别人的发旋儿。

 

「もっ、申し訳ありません……あの、妹がごっ、ご迷惑を……おか、けしまして……」

 “万,万分抱歉……那个,我妹妹给,给您……添麻烦了……”

 

 彼女は聞き取りにくい小さな声で言った。だいぶ噛んでいる。耳の先がますます赤くなった。

  她用几乎让人见的声音说道,结巴得相当厉害。她的耳尖越来越红了。

 

「わざわざ、ごっ、ご足労を……わたし、店長の篠川栞子《しのかわしおりこ》、です」

“劳您专程移……移步,我,我是店长筱川栞子。”


声明:本文章仅供翻译爱好者交流使用,请勿转载,否则一切后果自负。


本帖来源社刊

分类: 日语
全部回复 (1)

  • 0

    点赞

  • 收藏

  • 扫一扫分享朋友圈

    二维码

  • 分享

课程推荐

需要先加入社团哦

编辑标签

最多可添加10个标签,不同标签用英文逗号分开

保存

编辑官方标签

最多可添加10个官方标签,不同标签用英文逗号分开

保存
知道了

复制到我的社团