2014.05.27【日译中】陽だまりの彼女(六)

发表于:2014-05-27 17:33 [只看楼主] [划词开启]

陽だまりの彼女

(向阳处的她)



なんてことだ、あの真緒がじつに要領よく話をしている。となりの梶尾部長もときおり補足説明を入れるくらいで、基本的に真緒にまかせきりだ。田中さんや部長までも身を乗り出して話を聞いているではないか。ただの「お供の若手」だと思っていたのに真緒、いつの間にそんなに「できる人」になってしまったんだ。


真绪完全抓住了要领在发表着意见。除了旁边的梶尾部长时不时地做一些补充说明,基本是真绪全权负责这次会议。连田中前辈和部长都向前探出身体认真地倾听着。本以为只是“作陪角色”的真绪,什么时候长成了如此能“独当一面”的人物的呢。

 

あのチビで、いじめられっ子で、注意力が散漫で、すばしっこさだけが取り柄だった真緒が、さらに言うなら、僕が不遇の中学時代を過ごす元凶でもあった真緒が、なんだかとんでもなく成長して再び僕の前に姿を現した。えらいことだ。


那个注意力散漫、被人欺负的小不点,动作敏捷是唯一可取之处的真绪,或者可以这么说,使我度过了不幸的中学时代的元凶真绪,竟然以叫人刮目相看的姿态再次出现在我面前。真是了不起啊。

 

真緒が僕のクラスに転校してきたのは十二年前、中学一年の二学期の始業日のことだった。


十二年前,初中一年级的第二个学期开学的那天,真绪转校到了我们班级。

 

「私、わたらいまお」

休み時間に真緒は僕の前にやってきて、真面目くさった顔でそれだけ告げると自分の席に戻っていった。


“我叫渡边真绪”

下课的时候真绪走到我面前自我介绍,一脸认真的神情,只是说了这么一句话就回到了自己的位子上。

 

僕には、「はあ」とだけ答えた記憶がある。ともかく、変な奴だという印象は強く残った。

小柄で愛らしい顔だちの真緒は、性格の素直さもあって初めのうちは皆の人気者だった。―初めのうちは、だ。


我记得当时就回答了一句“哦”。总之那个时候留下的强烈印象就是她真是个奇怪的家伙。

个子娇小又长着一张乖巧面孔的真绪性格也很温顺,开始的时候在我们班很受欢迎----也就是开始的时候。

 

けちのつき始め、漢字の小テストだった。もう十年あまり前のことなので細かいところまでは憶えていないが、彼女はそれはそれはひどい点数を取った。十点満点で一点か、あるいは○点だったか。とにかく、ひどかった。


一切开始于一次汉字小测验。已经是十多年的事了,细节已经记不清楚,只记得她的得分惨不忍睹。十分制的测验得了一分,也许是零分。反正不忍直视。

 

すこぶるつきのバカであることが判明した次は、その気まぐれな性格が不評を買った。

真緒は、学校生活に不可欠な団体行動が苦手だった。「周囲と協力する」という当たり前のことが、彼女には苦行だったらしい。


除了蠢到家以外,她随心所欲的性格也很不受欢迎。真绪她对校园生活中不可或缺的团体行动很不擅长。“同周围人协作”这样理所当然的事对她来说就是受难。

 

その特性が一日に凝縮されたのが体育祭だった。まず、入場行進で足並みを揃えることができなかった。徒競走では見事に一位を獲得したものの、活躍はそれきりだった。真緒が組み入れられたムカデ競走のチームはわずか五○メートルのコースを途中リタイアし、組体操の扇は開いたとたんに崩壊した。


这些特性在运动会那天全面爆发了。首先,入场的时候步子跟不上。赛跑精彩地拿下了第一,但一切就到此为止了。接力赛中真绪参加的队伍在仅仅50米的赛程中中途退赛, 双人体操时一打开扇子就搞砸了。

 

そうしてメッキが次々に剝がれていった結果、「真緒いじめ」が始まった。


然后伪装片片被剥下的结果就是,“欺负真绪”开始了。



つづく

待续

越谷 オサム  新潮社



前文请戳:

2014.05.15【日译中】陽だまりの彼女(一)

2014.05.16【日译中】陽だまりの彼女(二)

2014.05.17【日译中】陽だまりの彼女(三)

2014.05.20【日译中】陽だまりの彼女(四)

2014.05.27【日译中】陽だまりの彼女(五)

最后编辑于:2014-05-27 17:45
分类: 日语
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