2014.05.27【日译中】【青空文库】春(太宰治)

冰绪 (冰绪) 路人甲
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发表于:2014-05-27 23:42 [只看楼主] [划词开启]

もう、三十七歳になります。こないだ、或る先輩が、よく、まあ、君は、生きて来たなあ、としみじみ言っていました。私自身にも、三十七まで生きて来たのが、うそのように思われる事があります。
我已经三十岁了。前些日子一位前辈意味深长地说,说来,你也活到现在了呐。我也觉得,自己活到三十岁这件事如若梦呓。

                                                                           
戦争のおかげで、やっと、生き抜く力を得たようなものです。
也许是托战争的福,我最终还是习得了好生恶死的技能。

もう、子供が二人あります。上が女の子で、ことし五歳になります。下は、男の子で、これは昨年の八月に生れ、まだ何の芸も出来ません。
我已经有两个孩子了。年长的是女孩,今年满五岁。年幼的儿子是去年八月出生的,还没有显现出任何天赋。

敵機来襲の時には、妻が下の男の子を背負い、私は上の女の子を抱いて、防空壕ごうに飛び込みます。
敌机空袭的时候,我们就迅速钻进防空洞。妻子背着小儿子,我抱着长女。

先日、にわかに敵機が降下して来て、すぐ近くに爆弾を落し、防空壕に飛び込むひまも無く、家族は二組にわかれて押入れにもぐり込みましたが、ガチャンと、もののこわれる音がして、上の女の子が、やあ、ガラスがこわれたと、恐怖も何も感じない様子で、無心に騒ぎ、敵機が去ってから、もの音のした方へ行って見ると、やっぱり、三畳間の窓ガラスが一枚こわれていました。
前几日,敌机突然从空中出现,在附近投下炸弹。没有躲进防空洞的时间,我和家人两人一组躲进壁橱里,哐啷一声,传出物体破碎的声音。呀,窗子碎掉了。长女天真地起哄,语气中并没有恐惧或其他类似的东西。敌机撤离之后,我向声响处望去,果然,三畳见方的屋子里窗户玻璃碎了一块。

私は黙って、しゃがんで、ガラスの破片を拾い集めましたが、その指先が震えているので苦笑しました。一刻も早く修理したくて、まだ空襲警報が解除されていないのに、油紙を切って、こわれた跡に張りつけましたが、汚い裏側のほうを外に向け、きれいなほうを内に向けて張ったので、妻は顔をしかめて、あたしがあとで致しますのに、あべこべですよ、それは、と言いました。私は、再び、苦笑しました。
我一言不发,涨红着脸,将玻璃碎片收捡起来,面对不停颤抖的指尖,自己不禁苦笑。真想快些将窗户修理好,但空袭警报又还未解除,只好暂且剪了一块油纸,将沾污的反面向外,干净的一面朝内,贴张在窗户破损的地方。妻子皱眉说,我之后再弄好了,油纸,正好贴反了。我又不禁苦笑。

疎開しなければならぬのですけれど、いろいろの事情で、そうして主として金銭の事情で、愚図々々しているうちに、もう、春がやって来ました。
由于不得不疏散而身陷各种事务,还有身为一家之主需要愁计的金钱方面的事,一切温温吞吞地进行着,终于,春天也到来了。

ことしの東京の春は、北国の春とたいへん似ています。
今年东京的春季与北方的春季极为相似。

雪溶けの滴の音が、絶えず聞えるからです。上の女の子は、しきりに足袋を脱ぎたがります。
因为能听到冬雪消解连续不断的水滴声。长女一直吵着要脱掉布袜。

ことしの東京の雪は、四十年振りの大雪なのだそうですね。私が東京へ来てから、もうかれこれ十五年くらいになりますが、こんな大雪に遭った記憶はありません。
今年东京的雪似乎是四十年一遇的大雪。我来东京也约有十五年之久了,记忆中未曾有过这样的大雪。

雪が溶けると同時に、花が咲きはじめるなんて、まるで、北国の春と同じですね。いながらにして故郷に疎開したような気持ちになれるのも、この大雪のおかげでした。
冬雪消逝之时,花也开始绽放,真的就像北方的春季。因为这场大雪的缘故,自己又久不出家门,感觉就像是被疏散到北方的故乡一样。

いま、上の女の子が、はだしにカッコをはいて雪溶けの道を、その母に連れられて銭湯に出かけました。
此刻,长女正光脚穿着木屐走在冰雪消融的小路上,由她母亲带着去了澡堂。

きょうは、空襲が無いようです。
今天,似乎不会有空袭。

出征する年少の友人の旗に、男児畢生(ひっせい)危機一髪、と書いてやりました。
参军的年轻友人的旗上写着,“男儿毕生,千钧一发”。

忙、閑、ともに間一髪。
忙也罢,闲也罢,同是一发吧。


绪注

1、因为是第一篇,一篇短文也不好意思拆成两次上交w 

2、特地选了太宰治的文章,以前看过一些译文,文风比较贴近我倾向的那种。

3、因为正是春季,于是选了这篇春。

4、蓝色标注的カッコをはいて真的是怎么查都查不到,求教! 答案入手~~多谢2L @咯口 同学赐教w 

5、这篇《春》的气息果然还是很喜欢,有时候觉得观看世界的心情与作者重叠了,便是所谓阅读“共鸣”之物吧。一日一时,人无论怎样度过,都是自名为生活的过程,不过如此、终究如此。

  

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                           

最后编辑于:2014-10-29 18:28
分类: 日语
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