【読書】「文学少女と喰え渇く幽霊」一章(1) 食べ物を粗末にしてはいけません

兰汐羽兮 (神谷みか/みかの消失) 中学校2年生
12 2 2
发表于:2014-12-06 23:10 [只看楼主] [划词开启]

  皆さん、ごきげんよう。

  昨日は高畑勲(たかはた いさお)がメガホンをとった『かぐや姫の物語』を見ていて、水墨画のような描き方をすごく気に入り、綺麗なと思います。かぐや姫って、もともとは日本に伝統的な神話人物ですから、つまり、最後はどうなってのかみんなは知ってる。こういうふうに映画はどうやって人のこころをつかめるのは難しいですけど、やっぱりジブリはジブリだ、すごいとしかいえない。押入れる歌もキャラのイメージも描き方最高だ、姫がおじいちゃんとおばあちゃんを捨てて月に行くときは一番悲しいシーン、おじいちゃんとおばあちゃん二人ともかぐや姫のことを大切にして、この世で一のものを尽くす、かぐや姫を幸せになります。みかの胸にも、そして、皆さんの胸にも突き刺さるなにかがあったと思います。

  ほっそりした指で原稿用紙の端をぴりっとちぎって口に入れると、遠子先輩はくすりと笑った。

  あまぁい

  それから、もう1口…。また1口…。

      HBにシャーペンで書いた文字でマス目が埋まった原稿用紙を、指で細かく破いては口に転び、かさこそと小さな音を立てて咀嚼(そしゃく)し、こくりと噛み込む。

  とっても爽やかな……甘い味……」

      小さな顔を傾けてうっとりつぶやいてのが、途中から「ん」と口をへの字曲げ、黒目がちのつぶらな瞳に疑惑が浮かび、頬が次第に引きつってゆく、額に汗をにじませて、おそるおそるというふうに最後のひとかけらを口にした瞬間、遠子先輩はパイプ椅子から飛び上がった。

  「辛…………………………い!!!!!!」

  黒猫の尻尾みたいな細くて長い3つ編みをぴょんぴょん、涙の粒(つぶ)をぽろぽろこぼしてパイプ椅子の背にしがみつき、

  「か、辛い…舌がちぎれそう、目から火を噴きそう、鼻から水を垂れそう、このお話、辛い過ぎよ、心葉くん」

  と、恨みをそうに訴(うった)える

  ぼくは五十枚綴(つづ)り原稿用紙の表紙を閉じ、シャーペンをケースに片付けながら冷静に言った。

  「お題の食い合せが悪かったんじゃないですか?”林檎園””花ブランコ”はいいですけど、そこに”全自動洗濯機”って、どう考えてもミスマッチですよ。

  三つのお題をもとに話を作る三題噺(さんだいばなし)は、遠子先輩の気に入りのおやつだ。

  放課後、部室に行くと、銀色のストップウォッチを手にした遠子先輩が待ち構えていて、

  「さあ、心の葉くん、今日のお題は”カラスミスパゲティ”、”東京ドーム”と”乙女座の少年”う~~~~と、甘い話を書いてね。制限時間は、きっかり五十分よ。はい、スタート!」

  悩みなんて一つもないよう晴れ晴れした笑顔で、ストップウォッチをかちり鳴らす。

  そうしてぼくが書き上げた作文、指でびりびりちぎって口に転び、もぐもぐむしゃむしゃ食べては、

  はむはむ、中盤(ちゅうばん)がちょっと薄味かしら、文章を短くて、テンポアップしてみるといいかも。あ、ラストの一文(いちぶん)、やわらかくておいしい、マンゴー味プリンみたい」

  などと添削(てんさく)をする。

  こんな遠子先輩は、ぼくより一年年上の三年生で、物語を食べる妖怪(ようかい)だ。

  ぼくらがパンを食べ水を飲むように、紙に書かれた文字や印刷された本を美味しいそうにぱりぱり食べ、幸せそうにを蘊蓄(うんちく)垂れる。

  もっとも妖怪なんて言ったら、本人は頬をふくらませて。

  妖怪はダメ…っ!わたしは、この世でありとあらゆる物語を、食べちゃうほど愛しているだたの”文学少女”です。 

  と反論するだろうけど。

  腰まで届く細く長い3つ編みと、知的澄んだ黒い瞳、真っ白な肌、凹凸(おうとつ)のないスレンダー体つき、そうした目に移る部分だけ語るなら、遠子先輩はまさしく古き良き時代の文学少女で、すみれの花がよく似合うお上品そうなお嬢さんである。

  ところが中身は食いしん坊でおしゃべりで、好奇心旺盛好で、なににでも首を突っ込みたがる困った先輩なのだった。

  「くすん……まだ舌がびりびりするわ。胸にキュンとくる甘酸っぱいラブストーリーを期待してたのに。全自動洗濯機に飛び込んで、あの世の果ての林檎園へたどり着いた男の子が、花ブランコを漕ぐたびに、人間を顔をした林檎の実が悲鳴(ひめい)をあげてぼたぼた落ちるお話を書くなんて。

  うう、爽やかクリームを添えたアップルパイだと思って美味しくいただいてたら、林檎の代わりに、真っ赤(まっか)に煮込んだ担々麺が詰め込んであって、シナモンパウダーの代わりに七味唐辛子(しちみとうがらし)が振りかけてあったみたいな味、

  よほど生首林檎の刺激が強かったらしく、また鼻水をすすりながらめそめそしている。

  「ぼくは、遠子先輩のお題どおりに書いただけですからね。文句を言わないでください」

  「心葉って冷たい。見た目は小公子(しょうこうし)セドリックでも、中身は小公女セーラに出てくるシンチン先生ね」

  「どういうたとえですか。ぼくは金髪(きんぱつ)でも碧眼(へきがん)でもないし、あんなひらひらしたブラウスも着ません」

  「ああ、口直しにエイキンの短編集(たんへんしゅう)が食べたいわ。『しずくの首飾り』が食べた~い。『空のかけらを入れてやいたパイ』が食べた~、『三人の旅人たち』が食べたい、食べたい、食べた~~~~い、

  パイプ椅子を正座し、背もだれの部分を抱きしめて、がさがさ揺さぶる。デパートのおもちゃ売り場で駄々(だだ)をこねる幼稚園児ですか、あなたは。

  ぼくは呆(あき)れながら言った。

  「『三人の旅人たち』って、国語の教科書に載せってましたね、砂漠(さばく)の駅で働く三人の駅員が休暇をとって、一人ずつ旅に出る話でしたっけ?」

  すると遠子先輩は、とたんに晴れやかな顔になり、饒舌(じょうぜつ)に語り始めた。

  「ええ、そうよ。ジョーン エイキンは一九二四生まれのイギリスの児童文学少女よ。

  『ウィロビー館のおおかみ』なんかの長編(ちょうへん)シリーズも波瀾万丈(はらんばんじょう)で、登場する子供たちが、おやつにお母さんに焼いてくれるジンジャークッキーみたいにチャーミングで、ぴりっとしていて、お薦めだけど、短編も瑞々(みずみず)しくて美味しいの!『三人の旅人たち』も、新鮮なフルーツようだわ。金色にはじけるオレンジオレンジ、爽やかなシトロン、宝石ようなマスカレード、それを口の中でつぶして、たっぷりこぼれ出てきた冷たい果汁(かじゅう)を味わう感じなの!」

  長い睫毛伏せて目を閉じ、喉をそらして、うっとりとつぶやく、食べ物の話をしている時は、本当に幸せそうだ。


  黒目がち:眼黑比眼白多。  シャーペン:自动铅笔      ストップウォッチ:秒表    スレンダー:纤细

   ブラウス:衬衫 駄々をこねる:撒娇,磨人。(想到磨人的小妖精这个槽点了,噗)   口直し:换口味

  添削:删改,修改      瑞々しい:水灵灵的


   心葉が遠子すみれの花がよく似合うお上品そうなお嬢さんであるの外見、中身はところが中身は食いしん坊でおしゃべりで、好奇心旺盛好で、なににでも首を突っ込みたがる困った先輩なのだったって言ってですけど、遠子はお互いに心葉を突っ込んで、やっぱり二人の展開楽しみます。それて、文芸部がこのままの平静を続けるでしょう。では。



答题区

1、食べるときの音を表すの擬音語は、どちらが違うのですか
  • 成绩排行
  • 最新参加
8人回答了问题 | 平均正确率87%
最后编辑于:2014-12-06 23:14

本帖来源社刊

分类: 日语天地
全部回复 (2)

  • 2

    点赞

  • 收藏

  • 扫一扫分享朋友圈

    二维码

  • 分享

课程推荐

需要先加入社团哦

编辑标签

最多可添加10个标签,不同标签用英文逗号分开

保存

编辑官方标签

最多可添加10个官方标签,不同标签用英文逗号分开

保存
知道了

复制到我的社团