2015.1.26【日译中】秘密——東野圭吾(第一章 四)

小小浅 (二浅) 译译生辉
11 3 0
发表于:2015-01-27 14:41 [只看楼主] [划词开启]

不便でも電車を使うしかないだろう、というのが、とりあえず出された結論だ。ところがすぐに直子は、全く別の方法を見つけだした。若者たちが利用するスキーバスに便乗できないかということだった。シーズン中スキーバスは、国鉄東京駅前などから、多い日で二百本ほどが出発している。

本来已经就这个问题得出了结论:虽然不方便,但也只能坐电车了。但是没多久,直子就想出了一个全新的方案,那就是搭乘年轻人经常乘坐的滑雪游大巴。由于正是旺季,每天都有滑雪游大巴从东京火车站发车,有的时候一天多达200辆。

たまたま直子の友人に、旅行代理店に勤めている女性がいたので、彼女に手配を頼んだ。するとちょうど空席のあるスキーバスが見つかった。グループ客が直前になってキャンセルしたということだった。

碰巧直子有一个女性朋友在旅行社工作,于是便去拜托她。结果真碰到一辆滑雪游大巴上还有座位。因为有团体客人在临出发前突然取消了行程。

「ついてたわあ。これで後は、志賀高原まで迎えに来てもらえればいいんだもの。重い荷物を持って歩く必要もないし」空席があったという知らせを受けた直後、直子は胸の前で手を叩いて喜んでいた。

真是幸运啊。接下来到了志贺高原再叫他们来接我们就可以了。我们也不用提着重重的行旅走路。在得知有空位后,直子高兴的手。

たしか、と平介はその時の記憶を辿った。それも、暗闇で階段を下りるように、おそるおそる辿っていった。大黒交通、といっていたのではないか。東京駅を十一時に出る、志賀高原行きのスキーバスだ、と。

平介开始回忆起当时的情形,思绪就像在黑暗中下楼梯一样,提心吊胆地回到了当时。没错,她说了,是大黑交通,是11点从东京站出发开往志贺高原的滑雪游大巴。

全身が、かっと熱くなった。続いて、じっとりと汗が滲み出した。心臓の鼓動が激しくなり、耳の後ろのあたりが、どっくんどっくんと脈打ち始めた。

想到这里,他全身突然热了起来,随后浑身冒汗。他感到心跳在加快,能清晰地感觉到耳根后面的脉搏在跳动

一つのバス会社から、同じ場所に行くスキーバスが一晩に何本も出るとは考えられなかった。

通常,一家客运公司不会在同一个晚上发出几辆大巴开往同一个地方的。

平介はテレビににじり寄った。どんな些細な情報でも聞き逃すまいとした。

平介将跪在地上的双膝滑到电视机前,他不想漏过报道的任何细节。

「それでは、亡くなられた方のうち、現在までに身元が身分証明書などで判明した方のお名前は次のとおりです」

“到目前为止,通过身份证等已经确认了身份的死者名单如下……”

画面に人の名前がずらりと並んだ。それを女性アナウンサーが、ゆっくりと読み上げていく。平介にとっては、知らない名前、聞いたことのない名前ばかりだった。

画面中并排出现了死者的名单。女播音员用平缓的语调一个一个地读着。对平介来说,它们尽是些陌生的名字。

食欲は完全になくなっていたし、口の中はからからに渇いていたが、それでもまだ彼は、この悲劇が自分たちに関係しているかもしれないという実感を、完全には掴みきれないでいた。杉田直子や杉田藻奈美といった名前が読み上げられることを恐れながら、まさかそんなことはあるはずがないと、心の大部分では思っていた。自分たちにそんな悲劇が起こるはずがない――。

平介已经完全没有了食欲。虽然口渴得不行,但也顾不上喝水了。他现在深深陷入了一种切实的感觉之中――这场悲剧可能和自己有关。他一面害怕着杉田直子和杉田藻奈美的名字被读到,一面用四分之三的心在想:怎么可能呢,这种悲剧应该不会发生在自己身上。

女性アナウンサーの声が止まった。身元のわかっている死者の名前が、すべて読み上げられたわけだ。直子の名前も藻奈美の名もなかった。平介は太く長い吐息をついたが、それでもまだ安心するわけにはいかなかった。身元のわかっていない者が、十人以上いるからだ。平介は、妻子たちが身元のわかるものを所持していたかどうかを考えた。だが明快な答えを見つけだすことはできなかった。

女播音员的声音停了下来。也就是说,已经确认完身份的死者名单读完了。直子和藻奈美的名字都没有出现。平介长长地吐了一口气,但即便那样,也还是无法完全安心,因为还未确认身份的死者有10人以上。平介开始想妻子和女儿有没有带能证明自己身份的物品,想来想去也没有得到明确的答案。

平介はリビングボードの上に置かれた電話機に手を伸ばした。直子の実家に電話してみようと思ったのだ。もしかしたらすでに到着していて、平介が無駄に心配しているだけかもしれなかった。いや、そうであることを彼は祈った。

平介的手伸向电话台上的电话。想给直子娘家打电话。说不定她们已经到那边了,自己的担心都是多余的。不,应该说他心里祈祷着事实就是如此。

しかし受話器を取り、番号ボタンを押そうとしたところで彼の指は止まった。電話番号がどうしても思い出せないのだ。今までこんなことは一度もなかった。直子の実家の番号は、何かの語呂合わせにすると非常に覚えやすく、事実覚えていたはずなのだ。ところがその語呂合わせ自体、忘れてしまっている。

抓起话筒,刚要按号码键,他又停住了。他无论如何都想不起直子娘家的电话号码了。迄今为止,他一次电话都没有打过,只记得,那是个编成顺口溜之后非常容易记的号码,尽管他也曾经记住过,可是现在,他把那个顺口溜给忘掉了。

仕方なく彼は、住所録を求めてそばのカラーボックスの中を探した。それはぎっしりと積まれた雑誌の下から見つかった。急いで『か』の貢を開ける。直子の旧姓は笠原というのだ。

没办法,平介只好从旁边的彩色整理箱中翻出了电话簿。电话簿被埋在了堆成山的杂志的最底层。他赶紧翻开了“KA”这一页,因为直子本来的姓是笠原

ようやく目的の番号を見つけだした。局番の後の最後の四桁が、7053だった。それを見ても、どういう語呂合わせだったのか、思い出せなかった。

他终于找到了想找的号码。先是区号,最后四位数是7053。看了之后平介还是没能想起那句顺口溜。

改めて受話器を取り、番号ボタンを押そうとした時だった。テレビの中のアナウンサーがいった。

平介再次拿起话筒,正要拨号,电视中的播音员又说话了。

「ただ今入りました情報によりますと、先程長野中央病院に運ばれた親子と思われる女性と女の子の二人は、女の子の持っていたハンカチのネームから、スギタという名字らしいということです。繰り返します。先程長野中央病院に運ばれた――」

“据刚刚得到的消息,之前被送往长野中央医院的一对被疑似母女的二人名字应该是杉田,这是通过女孩随身携带的手绢判断出来的,上面绣着这一名字。下面重复一次,之前被送往长野中央医院的――

平介は受話器を置いた。そしてその場で正座をした。

平介放下电话,坐直了身体。

アナウンサーの声が耳に入らなくなっていた。耳鳴りがする。しばらくして、それが自分の唸り声であることに彼は気づいた。

女播音员再说什么,他已经完全听不见了,耳边一直有个声音在响,过了良久,他才注意到那是自己喃喃自语的声音。

ああ、そうだ、と彼は思った。

啊,想起来了。

7053は、ナオコサンと覚えておくんだった――。

7053是直子名字的谐音。

その二秒後、彼は激しい勢いで立ち上がった。

又过了两秒钟,他猛地站起身来。

分类: 日语
全部回复 (3)

  • 0

    点赞

  • 收藏

  • 扫一扫分享朋友圈

    二维码

  • 分享

课程推荐

需要先加入社团哦

编辑标签

最多可添加10个标签,不同标签用英文逗号分开

保存

编辑官方标签

最多可添加10个官方标签,不同标签用英文逗号分开

保存
知道了

复制到我的社团