2015.02.02【日译中】さよなら妖精95

夏侯燕 (ツバメ) 译犹未尽
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发表于:2015-02-02 18:10 [只看楼主] [划词开启]
文原がぼやく。気持ちはわかる。

 太刀洗は、少なくとも信心深い若者二人が長命祈願に餅を持っていくというよりは納得のいく説明ができるはずだ。それなのに、まったく、相変わらず。しかし今更その三つ子の魂の矯正を試みる気にもならない。仕方がないので謎かけに挑んでみる。

文原抱怨。我了解他的心情。
至少,太刀洗一定能够做出比“两个虔诚的年轻人为祈求平安长寿而带麻糬供奉神明”更具说服力的解释。可是,她却依然故我。而我,跟她都认识这么久了,也不会兴起改正她那种个性的念头。没办法,只好向猜谜挑战。


 司神社なら大丈夫。他の神社ではいけない?
 餅を作っていく。餅をついていくと言わなかったことは不自然とまでは言えないか?
 先立つ。不忠不孝もうほんと許してください。

 ああ。そうか。

司神社一定没问题。其他神社就不行吗?
做麻糬带去。没有说捣麻糬带去,可以算是不自然吗?
先立つ。恕儿臣不忠不孝。
哦。原来如此。


 太刀洗のやり口に慣れている分、アドバンテージはおれにあった。なるほど、と思った瞬間、おれはつい、笑っていた。突然笑い出したおれに皆は驚いたような目を向けるが、太刀洗だけは別だった。

平常习惯了太刀洗的作风,我比其他人更具优势。当我想到“原来如此”的那一刹那,忍不住笑了。大家都对突然笑出来的我投以惊讶的眼神,只有太刀洗例外。


「ね。面白いでしょう」
 ね、と言われても。こいつはこれが面白いことであると、言葉の端にでもちょっとした素振りででも示しただろうか。不機嫌そうにさえ見えたのに。しかしまあ、太刀洗も面白いと思っていたことがわかり、自信になった。頷く。
「そうだな。なるほど聞き違いと思い違いだ」
 頭を掻き掻き、文原が言う。
「どうも俺は、こういうのは苦手だ」

「そうか。まあ思うに……」

“看吧,很有意思吧!”
有意思个头啊。这家伙曾经在只字片语之间,或者举止动作之间做出任何有意思的表示吗?明明一副不高兴的样子。不过,知道太刀洗也觉得有趣,让我有了自信。我点点头。
“是啊。果然没错,是听错加误会。”
文原抓抓头,说道。
“我对这种的实在没辙。”
“是吗?不过,我……”


 言いかけると、マーヤが手帳とペンを構える。もう慣れはしたが、その真剣さにはどうしても苦笑いが漏れてしまう。
「書き取るほどの価値があるかどうか」
「んー、それはわたしが……」
 あなたが決めるんでしたね、失礼しました。

 文原も白河も耳を傾けてくれるようだが、マーヤに話すように体を向けた。

我才开了话头,玛雅就已经拿好记事本和笔了。虽然已经习惯了,但她那认真的模样总让我忍不住苦笑。
“我不知道值不值得记下来。”
“呃。这个是由我……”
由你来决定的是吧,那我真是冒犯了。
文原和白河也凑过来专心听,但我转身面对玛雅说。


「やっぱり、若者が二人、無病息災を祈って神社に餅をついて持っていくなんてのは妙だ。まして笑いながらというのではなおさらだ」
 マーヤは首をひねる。
「むびょう?」
 しまった。文原が説明する。
「病気にならないで元気に過ごせるように、という祈りです」
 早速メモしている。それが終わるのを待って続ける。

「餅を供え物にしないとしたら、どうするか。……あれを見てくれ」

“两个年轻人为了求无病无灾拿麻糬到神社去,毕竟是一件不自然的事。更何况他们是笑着说的,那就更奇怪了。”
玛雅偏着头。
“无病无灾?”
糟糕。文原解释道。
“是祈求不要生病,身体健康。”
玛雅立刻记下来。我等她写完才继续。
“如果麻糬不是当供品,那会用来做什么呢?……你看那个。”


おれたちがいるのは社殿の正面、神木の木陰だ。そして手のひらで示したのは、社殿。信仰心などないとはいえ、この手のものはどうも指差すのに気が引ける。

我们所在之处,是大殿正面、神木的树荫之下。而我以手掌指着大殿。尽管我不是神道信徒,也不敢以手指头指这一类的东西。


「神社です」
「神社じゃない。いや、神社なんだが、あの鈴の下にあるものだ」
「んー……。あの、箱ですか」
 頷く。
 小さく、文原が唸った。話を察したらしい。
「あれはなにか。聞いてるか」
「いいえ。なんですか?」

「あれは賽銭箱といって、神社に祈るときには小銭をあそこに入れる。もともとは神社のものだが、金が集まるから寺にもよく置かれてる」

“神社。”
“不是神社。啊,是神社,但我说的是铃铛下面的东西。”
“嗯……那个箱子吗?”
我点头。
文原轻声沉吟,似乎明白了。
“你知道那是什么吗?”
“不知道。是什么?”
“那叫作赛钱箱,在神社祈祷的时候,零钱就是放进那里。这本来是神社才有的,不过因为会有收入,所以很多寺庙里也放了赛钱箱。”


 マーヤは目をしばたたいた。
「お金を。あんな、箱にですか」
「危ないと思うか」
 頷く。
「持っていくひとが、必ずいると思います。どの国でも、どんな神聖なお金でも持っていかれます」
「そうなのかな。他の国のことはわからんが、日本ではそれは『賽銭泥棒』と呼ぶんだ」

「さいせん、どろぼー」

玛雅频频眨眼。
“把钱放在那种箱子里吗?”
“你觉得很危险?”
玛雅点头。
“我认为:一定有人会把钱拿走。不管在什么国家、多神圣的钱,都一样会被拿走的。”
“是吗?其他国家的事我不懂,不过在日本,那种人叫作‘赛钱小偷’。”
“赛钱、小偷。”


「そう。箱をひっくり返せば手早いんだが、重いし、固定されてることもある。それで伝統的な手法として、べたべたしたものを中に入れてお金を釣る」
 釣竿を操るようなジェスチャーをしてみせる。
 しかしマーヤは、納得いかないようだ。

「あの二人が、それだと? わたしが聞いたときは、お金を盗むなんて話してませんでした。それともこれが、『ひとを見たら泥棒と思え』ですか?」

“对。要偷的话,把箱子翻过来是最快的,可是箱子很重,有时候还被固定住了。所以有一个很传统的手法,就是把有黏性的东西放进去,把钱钓出来。”
我做出操纵钓竿的样子。
但是,玛雅似乎还是无法接受这个解释。
“你是说,那两个人要做这种事?我听到的时候,他们没有说要偷钱。或者这是‘害人之心不可有,防人之心不可无’?”


 思わず白河を見た。
「白河、お前、どんな言葉を教えてるんだ」
 別に責めたわけではなかったのだが、白河はどこか弁解するような口振りになった。

「だって、マーヤほんとにすぐ憶えちゃうんだもん」

我不由得看了白河一眼。
“白河,你到底都教她哪些话啊。”
我没有责备白河的意思,但她却以辩解的语气说。
“因为,玛雅听到什么就马上记起来啊!”


 それはそれは。受験生たるおれたちには羨ましいばかりの才能だな。
 とにかく、
「違うよ。その二人は、賽銭泥棒に使う道具の相談をしていたんだ」
「道具? 餅が、ですか?」
「餅は餅でも、ものをくっつけるための餅だ。……その二人は、鳥もちを作る、と言わなかったか?」
 マーヤははっとした表情になった。

「んー。……そうだったかもしれません。いえ、そうです」

真是要得。这可是我们考生求之不得的才能。
总之。
“不是的。那两个人是在讨论偷赛钱要用的工具。”
“工具?麻糬吗?”
“麻糬是麻糬,不过是拿来黏东西的麻糬……那两个人,是不是说要做鸟黐?”
玛雅露出顿然领悟的表情。
“嗯……可能是。不,的确是。”


 まあ実際は、鳥もちを材料からそろえるのはよほどの手間だろうから、棒の先にテープをつけた程度のものを鳥もちと呼んだだけだろうとは思うが。

不过,真要做的话,鸟黐从收集材料开始要花不少功夫,所以我想,他们应该只是在棒子前端黏个胶带就算是鸟黐了吧。


「司神社は藤柴で一番大きな神社だから、賽銭箱の中身も多い。ついでに植え込みが多くて、見通しも悪い。そういう目で見ると、狙い目だな」
「でも、まだわかりません。『先立つ不孝』はどうですか?」
 おれはにやりと笑った。
「お金を暗示する日本語は、沢山ある。お前は『先立つ』までで、『不孝』とは聞いてないんだろう?」
「……?」

「お金がないことを『先立つものがない』と表現するのは、よくあることだ」

“司神社是藤柴最大的神社,所以赛钱箱里的钱也很多。而且树木也很多,视野不太好。从这个角度来看,是个下手的好地方。”
“可是,我还是不懂。‘先立つ不孝’呢?”
我得意地笑了。
“暗示金钱的日文有很多。你只听到‘先立つ’没有听到‘不孝’吧?”
“……”
“我们常以‘先立’的说法来表示缺钱。”

分类: 日语

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