2015.02.03【日译中】水車館の殺人-第二章 -009

ziyansh2 (紫焱(シエン)) 译犹未尽
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发表于:2015-02-03 11:19 [只看楼主] [划词开启]

水車館の殺人  綾辻行人

塔の部屋 - (午前九時四十分)


第二章 過去 (一九八五年  九月二十八日)

009

十年前――と云えば、由里絵は九歳、小学校三年の時分である。

说到十年前,那是由里绘9岁,上小学三年级的时候。

 

そのさらに二年前―― 一九七三年の十月に、彼女の父親、柴垣浩一郎は病床で死を迎えていた。享年三十一、あまりにも早すぎる死だった。母親は初めての子である由里絵を産んでまもなく他界しており、近い親戚のなかった彼女は、そうして天涯孤独の身上となった。

再往前两年——也就是1973年10月,她的父亲柴垣浩一郎在病床上迎来了生命的终点,享年31岁。无论怎么说,也走得太早了。而她的母亲,在生下她这唯一的孩子以后不久就离开了人世。没有什么亲戚的她,就此失去了容身之所。

 

父が死んだ時のことは、かすかに記憶に残っている。

父亲去世时的事,还有些许记忆残留着。

 

寒々しいほどに白い壁の病室。薬の臭いが染み付いたベッド。激しく咳き込む父。シーツを染めたおびただしい血。白衣を着た大人たちが、慌てて彼女を部屋の外へ連れ出した。そして……。

冰冷的白色墙壁的病房,沾满药水味的床。不停地剧烈咳嗽着的父亲。床单上沾染的大量血迹。身着白衣的大人们,慌慌张张地将她带出了房间。然后……。

 

次に憶えているのは、甘い香りのする暖かな腕の中で自分が泣きじゃくっていたことだ。その腕の持ち主の顔を、彼女は知っていた。父が病気で倒れる前からよく家を訪ねてきていた「藤沼のおじさん」。

紧接着的记忆便是自己在散发着香甜气息的温暖臂弯里啜泣这件事。她认得那臂弯的主人的脸。那是从父亲病倒之前开始,就经常来家里拜访的藤沼叔叔。

 

その後まもなく、由里絵は彼――藤沼紀一の許に引き取られる運びとなった。己の死期を悟った浩一郎が、紀一にそれを依頼していたのだともいう。

在那之后不久,由里绘就被他——藤沼紀一领养了。说是觉悟到了自己死期的浩一郎,托紀一照顾由里绘。

 

藤沼紀一。――柴垣浩一郎がかつて師事していた画家、藤沼一成の一人息子。

藤沼紀一——柴垣浩一郎曾经师从的画家藤沼一成的独生子。

 

その紀一が、みずからの起こした自動車事故によって顔面と両手両足に深い傷を負ったのは、由里絵が引き取られた直後の出来事だった。紀一は生まれ育った神戸の街を離れ、この山間の地にこの風変わりな館を建てた。そして由里絵もまた、彼に連れられてここへやって来たのだった。

        他在领养由里绘之后不久,就因为自己的过失引起的车祸,使得脸和四肢都受了很重的伤。于是,纪一离开了家乡神户,来到山里建造了这个奇特的公馆。并且,由里绘也被他带来了这里。

最后编辑于:2015-05-03 12:58

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分类: 日语
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