初恋、そして初めての告白

liyuemei2005 (木子)
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发表于:2015-02-04 15:52 [只看楼主] [划词开启]

初恋(はつこい)、そして初(はじ)めての告白(こくはく)

 

私(わたし)が給食室(きゅうしょくしつ)の前(まえ)に行(い)くと、すでに健一(けんいち)は来(き)ていた。

そして私達(わたしたち)は、お互(たが)いに一番好(いちばんす)きな男子女子(だんしじょし)を打(う)ち明(あ)け合(あ)う。

両思(りょうおも)いだった。

この瞬間(しゅんかん)の、何(なん)ともいえない喜(よろこ)び、舞(ま)い上(あ)がるような感覚(かんかく)は、今(いま)でもハッキリ覚(おぼ)えている。

でも哀(かな)しいことに……。

私達(わたしたち)は、まだ小学校(しょうがっこう)4年生(ねんせい)。10歳(さい)

告白(こくはく)し合(あ)ったまでは良(よ)かったが、その直後(ちょくご)からどうして良(い)いのかわからず、お互(たが)いに沈黙(ちんもく)

沈黙(ちんもく)の時間(じかん)は数分(すうふん)、いやほんの数秒(すうびょう)だったか……その後(あと)、健一(けんいち)は言(い)った。

『もう教室(きょうしつ)に戻(もど)らなきゃ』

私(わたし)も「うん」と、同意(どうい)するだけ。

二人(ふたり)で急(いそ)ぎ足(あし)で教室(きょうしつ)に戻(もど)る。

その間(あいだ)も沈黙(ちんもく)

ロマンチックな言葉(ことば)も、期待(きたい)を感(かん)じさせる約束(やくそく)も、何(なに)もない。

そして教室(きょうしつ)に戻(もど)ると、健一(けんいち)は何事(なにごと)も無(な)かったように、仲(なか)の良(い)い男子(だんし)グループの方(ほう)へと駆(か)け寄(よ)って行(い)った。

一方私(いっぽうわたし)は、健一(けんいち)が一番好(いちばんす)きな女子(じょし)の名前(なまえ)に私(わたし)を挙(あ)げてくれたことは嬉(うれ)しかったけれど、なんだか少(すこ)し淋(さび)しかった。

それでも、また明日(あす)から健一(けんいち)と隣(となり)の席(せき)で仲良(なかよ)くできるかと思(おも)うと、幸(しあわ)せな気持(きも)ちが大(おお)きかったのだが……。

しかし、初恋(はつこい)の神様(かみさま)は意地悪(いじわる)だった。

翌日(よくじつ)から健一(けんいち)は一週間近(いっしゅうかんちか)く学校(がっこう)を休(やす)む。

風邪(かぜ)が流行(はや)っていた時(とき)で、健一(けんいち)も風邪(かぜ)を引(ひ)いてしまったようだった。

私(わたし)の隣(となり)は空席(くうせき)

両思(りょうおも)いも幻(まぼろし)というか、錯覚(さっかく)のような気持(きも)ちになっていった。

両思(りょうおも)いの実感(じっかん)なんて少(すこ)しも湧(わ)かなかったけれど、健一(けんいち)が私(わたし)の名前(なまえ)を挙(あ)げてくれた時(とき)の、照(て)れ臭(くさ)そうな、でもすごく真剣(しんけん)な声(こえ)や表情(ひょうじょう)は心(こころ)に残(のこ)っていた。

だから早(はや)く健一(けんいち)に会(あ)いたかったのに……。

初恋(はつこい)の神様(かみさま)は、本当(ほんとう)にイジワルだった。

健一(けんいち)が休(やす)んでいる間(あいだ)に「席替(せきが)え」をすることが決定(けってい)し、私(わたし)の気持(きも)ちはどん底(ぞこ)

席(せき)が離(はな)れてしまってからは、健一(けんいち)と二人(ふたり)だけで話(はな)す機会(きかい)など、ほとんどなかった。

教室(きょうしつ)の離(はな)れた場所(ばしょ)からでも、ときどき目(め)が合(あ)うと凄(すご)く嬉(うれ)しかったけれど。

初恋(はつこい)の男(おとこ)の子(こ)と告白(こくはく)し合(あ)って、しかも両思(りょうおも)い。

それなのに私達(わたしたち)は幼(おさな)すぎて、その気持(きも)ちをどう行動(こうどう)に移(うつ)せば良(い)いのか分(わ)からず、「交際(こうさい)」することは出来(でき)なかった。

さらに私(わたし)は五年生(ごねんせい)になると、中学受験(ちゅうがくじゅけん)のための進学塾(しんがくじゅく)に通(かよ)い始(はじ)め、学校(がっこう)より塾(じゅく)での勉強(べんきょう)や友達(ともだち)にのめり込(こ)んでしまった。

塾(じゅく)で出会(であ)った男(おとこ)の子(こ)たちは、小学校(しょうがっこう)の男(おとこ)の子(こ)よりずっと大人(おとな)っぽく上品(じょうひん)な子(こ)が多(おお)かった。

この頃(ころ)は健一(けんいち)のことも、私(わたし)の心(こころ)になかった。

そして私(わたし)は受験(じゅけん)した附属中学(ふぞくちゅうがく)へ進(すす)むことが決(き)まり、健一(けんいち)とも他(ほか)の級友(きゅうゆう)ともお別(わか)れ。

附属中学(ふぞくちゅうがく)への通学(つうがく)は自宅(じたく)から一時間半以上(いちじかんはんいじょう)もかかり、偶然(ぐうぜん)でも小学校時代(しょうがっこうじだい)の友達(ともたち)と会(あ)うことがなかった(その後(ご)、私(わたし)が引(ひ)越(こ)してしまったこともあり)。

中学校時代(ちゅうがっこうじだい)もその後(ご)も、若(わか)い時(とき)は本当(ほんとう)に楽(たの)しかった。

だからもちろん、ずっと健一(けんいち)を思(おも)い続(つづ)けていたわけではない。

10代(だい)後半(こうはん)から20代(だい)の頃(ころ)は、当然他(とうぜんほか)の男性(だんせい)との恋愛(れんあい)も人並(ひとな)みに経験(けいけん)した。

でも……。

モテモテの素敵(すてき)な男(おとこ)の子(こ)と両思(りょうおも)いだった。

両思(りょうおも)いなのに幼(おさな)すぎて交際(こうさい)できなかった。

もう一度会(いちどあ)ってみたい男(おとこ)の子(こ)

健一(けんいち)のことは、そんな事実(じじつ)として、私(わたし)の心(こころ)の中(なか)でひっそりと生(い)き続(つづ)けていた。

20年後(ねんご)に再会(さいかい)するまでは……。

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