2015.02.05【日译中】さよなら妖精100

夏侯燕 (ツバメ) 译犹未尽
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发表于:2015-02-05 15:42 [只看楼主] [划词开启]

 マーヤは無言だった。彼女は自分が無宗教だと言ったが、やはり死に関する観念はキリスト教のそれだったのだろうか。日本の死と自らの死を比べ、その差に沈黙しているのか。

玛雅沉默以对。虽然她说自己没有信教,但对于死亡仍旧可能怀有基督教的观念吧。这阵沉默,是来自于比较日本的死与自己国家的死所发现的差异吗?


 ……いや、それは違うだろう。迂闊だった。たぶん……、
「もりやさん」
「ああ」

「コモンセンスって、なんですか?」

……不,恐怕不是。是我疏忽了,应该是因为……
“守屋。”
“是?”
“commonsense(常识)是什么?”


 マーヤに英語は通じないのだ。

玛雅不懂英文。


 この山は山というより丘といったぐらいのもので、登るのに苦労はない。登りつめ、そろそろ頂上だ。墓石も新しいものが多い。現代的というか、立派な模様の彫り込まれた石が増えてきた。いつしか木の隙間に墓石を押し込んだような様相は失われ、墓の一つ一つにきちんと縄張りが決められるようになっている。それでもこの辺りはまだ森の中だ。

这座山要说是山,不如说是山丘,爬起来毫不费力。爬了又爬,山顶就快到了。墓碑也多半是新的。不知道算不算有现代感,但缀有雕刻的气派石头的确是变多了。不知不觉间,墓碑有如被塞在树木间隙里的景象已经消失,每个墓都拥有自己划好的地盘。但即使如此,这一带还是在森林里。


 新しい墓石は、彫られた文字を読むにも苦労がない。なんとはなしにそれを読みながら登る。と。目に「太刀洗家代々之墓」が入ってきた。

要读新墓碑上的字也很容易。我漫无目的地看着这些字往上走,结果,“太刀洗家代代之墓”映入眼帘。


「センドー」
 そう呼びかけると、太刀洗はうるさそうに振り向いておれの視線の先を確認し、
「そうよ。家を出なかったら、わたしの行き着く先もここよ」

 と言った。

“点头”
  我一叫,太刀洗不耐烦地回过头来,确认我视线的终点,说道,
  “对啊。如果我没有嫁出去,将来也会到那里去。”


 次第に道幅が広くなり、横に二人ずつ並べるようになる。
 前のほうで、マーヤと白河は別の話をしていた。
「すると日本には、吸血鬼はいませんね」
「そう、かな。わたしは、聞いたことないなあ」
 首をかしげながらそう答え、白河は後ろを振り返る。

「ねえ、万智。吸血鬼の話って日本で聞いたことある?」

路径逐渐变宽,可容两人并肩行走了。
玛雅和白河谈着别的话题走在前面。
“这么说,日本没有吸血鬼了?”
“这个嘛,我是没有听说过。”
歪着头回答之后,白河转身向后。
“那个,万智,在日本有吸血鬼的故事吗?”


 太刀洗は少し記憶を探るように宙を見上げた。
「……わたしは知らないわ。どこかにはあるかもしれないけど、メジャーではないんでしょうね」

「んー。死体が動き出すことも?」

太刀洗像是搜索记忆般抬头望着天空。
“……我不知道。可能有也说不定,不过不是主流吧。”
“唔。尸体会动的也一样?”


 それを聞き、いいことを思いついたとばかりに白河が意気込む。
「そうよ! 日本は火葬だから、死体が動くことも蘇ってくることもないのよ!」
 しかし太刀洗はあっさりと、
「それは都会の話よ。この辺だと鎌倉時代か、ひょっとしたら室町時代までは野辺に捨てていたでしょうし、明治に入るまでは火葬なんてまるでなかったでしょうね」

「あれ、そうなの」

一听到这里,白河胸有成竹似地说。
“对!日本采用火葬,所以没有会动的尸体,人也不会复活!”
然而,太刀洗却冷冷地说,
“你说的是都市的情况。像这一带,一直到镰仓时代,搞不好到室町时代,都是直接丢在野地里,在明治之前根本没有火葬这回事吧。”
“咦,这样啊。”


 白河はしゅんとする。おれは、その「死体を捨てていた野辺」というのが実はこの山なのではなかったろうかと考え、その考えに一瞬身を寒くした。しかし考えてみれば、別段化けて出ることを信じているわけでもなし、なぜ嫌な感じがしたのかはよくわからない。

白河泄了气。我心想,所谓的“尸体丢在野地里”,指的该不会就是这座山吧,而这个想法让我打了一个寒颤。不过,仔细想想,我又不相信他们会化成厉鬼跑出来,真不明白自己为什么会有厌恶的感觉。


 ふと、おれは自分が死体の動く話を知っていることに気がついた。
「そういえば、あれはどうだ。死体が動いて、襲ってくる」
「あれ? なに、守屋くん」
「イザナミ。死んだはずなのに動き出し、夫を襲ったぞ。体はぼろぼろだったから、吸血鬼という感じじゃないか」
 そう言うと、マーヤが振り迦って人差し指を立てた。
「もりやさん、ユーゴスラヴィヤの吸血鬼も、体ぼろぼろです」
「そうなのか」

「Da. ぷよんぷよんの袋の形をしたものもいます」

突然之间,我发现我知道一个尸体会动的例子。
“说到这,那个呢?尸体会动、会攻击人的那个。”
“啊?守屋,你说什么?”
“伊邪那美。明明就已经死了,却会动,去攻击丈夫。只不过她身体都烂掉了,所以跟吸血鬼感觉不一样。”
听我这么说,玛雅回过头来,竖起食指。
“守屋,南斯拉夫的吸血鬼身体也是烂掉的。”
“是吗?”
“是的,有的鼓鼓的,形状像袋子。”

分类: 日语
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