【翻译】夜は短し歩けよ乙女 第一章9

兰汐羽兮 (神谷みか/みかの消失) 无畏惧雨
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发表于:2015-02-06 12:37 [只看楼主] [划词开启]
   その人は東堂さんといいました。痩《や》せてひょろひょろしており、長い顔に無精髭《ぶしょうひげ》がのびて、胡瓜《きゅうり》の尻尾へ砂鉄をまぶしたようです。彼が身を寄せてくる際に鋭く鼻をつくのは殿方用香水の香りでしょうが、ありのままの東堂さんが発散する野性的香りもまたその後から猛々《たけだけ》しう溢れ出してきて、香水の鮮烈な香りと混じり合って悪夢的な奥深さを醸し出します。私は考えました。ひょっとすると、この多重底の奥深い匂いが「大人の男の香り」なのかしら。この人こそ巷でしきりに噂される、あの「ナイスミドル」なのかしら。
     这个人唤作东堂。身子很瘦,长长的脸上留着邋遢胡子。黄瓜般的尾部如铁矿石耀目。他到我身边的时候,我闻到刺鼻的贵族香水的味道,真正的东堂身上散发的野性的气味扑鼻而来。和香水浓烈的气味混合在一起引出噩梦般的深奥。我想到,莫非这无尽的浓烈的深邃就是成年男子的气味吗。这个人就是巷子屡次盛传的帅气中年人吗


  東堂さんはくしゃくしゃと藁半紙《わらばんし》を丸めたように笑います。
     东堂先生把草纸折成圆形笑道。


  「なにか奢《おご》ってあげよう」
   “我请你吃点什么吧”


  「いえいえそんな」
 “不用不用”


  「遠慮せんでよろしい」
   “不用客气的”


   私は重ねて辞退しましたが、東堂氏のせっかくの親切を無下《むげ》に断るのもかえって非礼になりますし、この資本主義社会においてタダより安いものはありません。
     我再次告辞。虽然不像话的拒绝了东堂先生的亲切邀请非常不礼貌,但是在这资本主义社会没有便宜的东西。


  東堂さんは興味津々といった面持ちで、お酒を頂く私を見つめているのでした。私を見つめるぐらいならば、炊飯器を眺めているほうが心楽しい充実した時を過ごせましょう。私は炊飯器よりも面白味に欠ける無粋者《ぶすいもの》なのです。ひょっとして私の顔に何かオモシロオカシイものが? 私はこっそり顔をこすりました。
    东堂先生兴致盎然看着喝着酒的我 。比起看我,还不如看着烧饭器可以更充实的度过时间。我是比烧饭器还缺乏情趣的人。难道我脸上有什么奇怪的东西吗。我悄悄的擦了擦脸。
  
  「君、一人かい。連れは?」
 “你一个人吗,没有一起来的吗”


  「一人です」と私は言いました。
  “一个人”我说道。 

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