2015.03.16【日译中】村上春树·《世界尽头与冷酷仙境》第三章ーーー1

发表于:2015-03-16 16:21 [只看楼主] [划词开启]

 3 ハードボイルド・ワンダーランド

3   冷酷·仙境 

 ――雨合羽、やみくろ、洗いだし――

----雨衣、黑暗、洗礼----


 私がとおされたのはがらんとした広い部屋だった。壁は白、天井も白、カーペットはコーヒー・ブラウン、どれも趣味の良い上品な色だ。ひとくちに白といっても上品な白と下品な白とでは色そのもののなりたちが違うのだ。窓のガラスは不透明で外の景色を確認することはできなかったが、そこからさしこむぼんやりとした光が太陽の光であることは間違いないようだった。とすればここは地下ではないし、したがってエレベーターは上昇していたことになる。それを知って私は少し安心した。私の想像はあたっていたのだ。女がソファーに座るようにという格好をしたので、私は部屋の中央にある皮張りのソファーに腰を下ろして脚を組んだ。私がソファーに座ると、女は入ってきたのとはべつのドアから出ていった。

  我上班的地方是一间空荡荡的房间。墙壁是白色的,屋顶也是白色的,地毯是棕咖啡色的,屋内的一切都是造诣极深的上档颜色。虽说都是白色,但是上档白色与下等白色的成分是不一样的。从不透明的玻璃窗无法看清屋外的景色,但是可以肯定的是屋外照射进来的微光必定是阳光吧。这么说来这里应该不是地下,所以电梯在上升。知道这些之后,我稍微安心了。正如我想象的那样,女孩坐在沙发上,我在位于房间中间的皮质沙发坐下,盘着腿。我一坐下,女人便从另外一扇不是刚刚进来的门出去了。


 部屋には家具らしい家具はほとんどなかった。ソファー・セットのテーブルの上には陶製のライターと灰皿とシガレット・ケースが並んでいた。シガレット・ケースのふたをためしに開けてみたが、中には煙草は一本も入っていなかった。壁には絵もカレンダーも写真もかかっていない。余分なものは何ひとつとしてない。

    屋内没有一件像样的家具。与沙发配套的茶几上陈列着陶瓷灯,烟灰缸以及烟盒。我试着打开烟盒看了看,里面却没有一根烟。墙壁上就连画、日历都没有挂。没有一件多余的东西。


 窓のわきに大きなデスクがあった。私はソファーから立ちあがって窓の前まで行き、そのついでにデスクの上を眺めてみた。がっしりとした厚い一枚板でできた机で、両側に大きなひきだしがついている。机にはライト・スタンドとビックのボールペンが三本と卓上カレンダーがあり、その側にはペーパー・クリップがひとつかみちらばっていた。私は卓上カレンダーの日付けをのぞきこんでみたが、日付けはちゃんとあっていた。今日の日付けだ。

   窗边有个大桌子。我从沙发上站起来朝着窗前走去,顺便看了看桌台桌子是用一块结实的厚板作成的,两侧安装了大抽屉。桌上有台灯、三支细铅笔和台历,旁边零乱的放着文件夹。我看了一下台里的日期是对得上的。是今天的日期。


 部屋の隅にはどこにでもあるスティールのロッカーが三つ並んでいた。ロッカーは部屋の雰囲気にはあまりあっていなかった。事務的で直截的にすぎるのだ。私なら部屋にあわせてもっとシックな木製のキャビネットを置くところだが、ここは私の部屋ではない。私はここに仕事できただけなのであって、鼠色のスティール・ロッカーがあろうが薄桃色のジューク・ボックスがあろうが、それは私の関与する問題ではないのだ。

   房间的角落排列着随处可见的三个钢铁柜。柜子跟房间的风格不太吻合。太过于办公化、简单化。要是我的话,会结合房间设置更加时尚的木制柜子,但是这不是我的房间。我只是在这里上班,不论是灰色的钢铁柜还是浅粉色的点唱机,那些都不是我需要关心的问题。


上一期:

2015.03.12【日译中】村上春树·《世界尽头与冷酷仙境》第二章ーーー6

最后编辑于:2015-03-16 16:26
分类: 日语
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