2015.03.16【日译中】色彩を持たない多崎たつくると彼の巡礼の年1-2

weina7730740 (●ω●暁)
【A+研究所】荣誉会员☆网校制霸
译犹未尽
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发表于:2015-03-16 19:33 [只看楼主] [划词开启]

あの時死んでおけばよかったのかもしれない、と多崎たつくるはよく考える。そうすれば今ここにある世界は存在しなかったのだ。それは魅惑的なことに思える。ここにある世界が存在せず、ここでリアリティーと見なされているものがリアルではなくなってしまうこと。この世界にとって自分がもはや存在しないのと同じ理由によって、自分にとってこの世界もまた存在しない。

多崎作经常想着或许那会儿死了就好了。这样的话现在的世界就不复存在了。总觉得这样有些让人混乱。现在的世界不存在了,在这里被看做真实的事物将变得不在真实。对这个世界来说自己已经不存在了,那同样对自己来说这个世界也不在存在了。


しかし、同時に、なぜ自分がその時、それほどぎりぎりのところまで死に近づかなくてはならなかったのか、その理由もつくるには本当に理解できていない。具体的なきっかけはあったにせよ、死への憧れがなぜそこまで強力な力を持ち、自分を半年近く包み込めたのだろう。包み込むーーーそう、まさに的確な表現だ。巨大な鯨に呑まれ、その腹の中で生き延びた聖書中の人物のように、つくるは死の胃袋に落ち、暗く沈んだ空洞の中で日付を持たぬ日々を送ったのだ。

但是同时多崎作真的不明白为何那时的自己执意要死。即使有具体的契机但对死亡的憧憬为何如此的强烈以至于将自己吞没了半年之久呢?吞没,是的,说的太准确了。就想被巨大的鲸鱼吞下并在鲸鱼的肚子中继续存活的圣经上的人物一样,作落入了死亡的肚子中,在那昏暗的沉沦的空洞之中过着不知时日的日子。


彼はその时期を夢遊病者として、あるいは自分が死んでいることにまだ気づいていない死者として生きた。日が昇ると目覚め、歯を磨き、手近にある服を身につけ、電車に乗って大学に行き、クラスでノートを取った。強風に襲われた人が街灯にしがみつくみたいに、彼はただ目の前にあるタイムテープルに従って動いた。用事のない限り誰とも口を利かず、一人暮らしの部屋に戻ると床に座り、壁にもたれて死について、あるいは生の欠落について思いを巡らせた。

他那会像一个梦游症的人或者是一个没有意识到自己已死的人而活着。太阳升起后睁开眼、刷牙、穿上手边的衣服、乘着电车去大学、在课堂上记着笔记。就想是被强风袭击的人死死抱住路灯一样,他每天只是依照眼前的时间表行事。除非有事不然从来不跟别人说话,回到自己独居的屋子后坐在地板上,靠着墙壁,满脑子想着死亡或者说生的缺失。


彼の前には暗い淵が大きな口を開け、地球の芯にまでまっすぐ通じていた。そこに見えるのは堅い雲となって渦巻く虚無であり、聞こえるのは鼓膜を圧迫する深い沈黙だった。

在他的面前黑暗的深渊张开了大口,作可以一直看到地球的中心。在那看到的只有变成坚硬的打着漩的云一样的虚无,听到的只有直捣耳膜的深深的沉默。

分类: 日语
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