2015.05.06【日译中】ノルウェイの森/挪威的森林——第一章上

u1heart (小胖纸)
【A+研究所】荣誉会员☆网校制霸
译译生辉
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发表于:2015-05-06 19:00 [只看楼主] [划词开启]

第一章 上

 僕は三十七歳で、そのときボーイング747のシートに座っていた。その巨大な飛行機はぶ厚い雨雲をくぐり抜けて降下し、ハンブルク空港に着陸しようとしているところだった。十一月の冷ややかな雨が大地を暗く染め、雨合羽を着た整備工たちや、のっぺりとした空港ビルの上に立った旗や、BMWの広告板やそんな何もかもをフランドル派の陰うつな絵の背景のように見せていた。やれやれ、またドイツか、と僕は思った。

  我今年37岁,现在,坐在波音747的机舱里。这个巨大的飞机穿过厚厚的乌云层开始下降,准备在汉堡机场着陆。十一月寒冷的雨把大地染成灰暗朦胧的一片,穿着雨衣的整备工,整齐的在机场上竖着的旗子,BMW的广告牌这一切看起多么像弗兰德派忧郁的背景画一样。唉,我又回到了德国。
 飛行機が着地を完了すると禁煙のサインが消え、天井のスピーカーから小さな音でBGMが流れはじめた。それはどこかのオーケストラが甘く演奏するビートルズの 『ノルウェイの森』だった。そしてそのメロディーはいつものように僕を混乱させた。いや、いつもとは比べものにならないくらい激しく僕を混乱させ揺り動かした。

飞机顺利着陆,禁烟的指示灯也跟着消失了,从天花板上的音响流出来小声音的BGM。放的正是披头士的[挪威的森林],管弦乐不知道哪个乐队演奏的。一如往前,这个旋律撩动着我的情绪。不,比过去更加撩动着我,动摇着我的情绪。
 僕は頭がはりさけてしまわないように身をかがめて両手で顔を覆い、そのままじっとしていた。やがてドイツ人のスチュワーデスがやってきて、気分がわるいのかと英語で訊いた。大丈夫、少し目まいがしただけだと僕は答えた。

为了头部不裂开,不得不弯下身子用双手捂着脸,一动不动。不久,一个德国的空姐过来,用英语询问我是不是不舒服。不要紧,只是有点头晕而已,我回答到。
「本当に大丈夫?」

真的不要紧吗?
「大丈夫です、ありがとう」と僕は言った。スチュワーデスはにっこりと笑って行ってしまい、音楽はビリー?ジョエルの曲に変った。僕は顔を上げて北海の上空に浮かんだ暗い雲を眺め、自分がこれまでの人生の過程で失ってきた多くのもののことを考えた。失われた時間、死にあるいは去っていった人々、もう戻ることのない想い。

[不要紧,谢谢你]我说道。于是她对我微笑下就离开了,这时,音乐变成了比利时的曲子。抬起头,我仰望着北海上空的漂浮着灰暗的云层。思考着自己迄今为止的人生中,失去许多东西和事情。那些失落的岁月,死去或者离开的人们以及消失了的想念。
 飛行機が完全にストップして、人々がシートベルトを外し、物入れの中からバッグやら上着やらをとりだし始めるまで、僕はずっとあの草原の中にいた。僕は草の匂いをかぎ、肌に風を感じ、鳥の声を聴いた。それは一九六九年の秋で、僕はもうすぐ二十歳になろうとしていた。

飞机完全停下来,人们纷纷解开安全带,开始从柜子中拿出上衣和手提包,我一直待在这边草原上。我闻着草香,用肌肤感受着风,聆听着鸟的声音。那是一九六九年的秋天,我快满二十岁的时候。
 前と同じスチュワーデスがやってきて、僕の隣りに腰を下ろし、もう大丈夫かと訊ねた。

刚刚的那个空姐又走过来,在我的身边坐了下来,问我要不要紧。
「大丈夫です、ありがとう。ちょっと哀しくなっただけだから」と僕は言って微笑んだ。

我微笑着说:“不要紧,谢谢你。只是有点感伤而已”
「(そういうこと私にもときどきありますよ。よくわかります)」彼女はそう言って首を振り、席から立ちあがってとても素敵な笑顔を僕に向けてくれた(よい御旅行を。さようなら)」と僕も言った。

[(我明白,因为我常常也会这样)]说完,她摇了摇头,从座位上站了起来,对我展开了美丽的笑容,[祝你旅途愉快,再见],我也跟着说了再见。
十八年という歳月が過ぎ去ってしまった今でも、僕はあの草原の風景をはっきりと思いだすことができる。何日かつづいたやわらかな雨に夏のあいだのほこりをすっかり洗い流された山肌は深く鮮かな青みをたたえ、十月の風はすすきの穂をあちこちで揺らせ、細長い雲が凍りつくような青い天頂にぴたりとはりついていた。空は高く、じっと見ていると目が痛くなるほどだった。風は草原をわたり、彼女の髪をかすかに揺らせて雑木林に抜けていった。梢の葉がさらさらと音を立て、遠くの方で犬の鳴く声が聞こえた。まるで別の世界の入口から聞こえてくるような小さくかすんだ鳴き声だった。その他にはどんな物音もなかった。どんな物音も我々の耳には届かなかった。誰一人ともすれ違わなかった。まっ赤な鳥が二羽草原の中から何かに怯えたようにとびあがって雑木林の方に飛んでいくのを見かけただけだった。歩きながら直子は僕に井戸の話をしてくれた。

就算十八年后的今天,我也能清楚记得草原的风景。连续数日的绵绵细雨冲走了山间光秃秃表面上的堆积的尘埃,映出一股深深的蓝色,十月的风使得薄野穗左右摇摆,细长的云结成坚冰一样的紧贴着蔚蓝的天空。天空高踞顶上,一动不动看着话,你会感到眼睛发痛。风吹过草地,轻抚着她的头发,然后向杂木林远去。树叶沙沙的响着,远方听见了狗叫的声音。那声音听起来模糊,仿佛你站立在另外一个世界的入口。除此以外,没有别的声响。不管是怎样的声音都无法到达我们的耳朵。谁也没有交错,看见两只鲜红的鸟害怕的从草原上飞向杂木林中。一边走着,直子便一边跟我聊起那口井来。

分类: 日语
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