2015.05.10【日译中】アグニの神(四)芥川竜之介「短篇小説」

a139111 (コエイ) 译译生辉
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发表于:2015-05-10 15:21 [只看楼主] [划词开启]

アグニの神

 

芥川あくたがわ 龍之介りゅうのすけ



その時あの印度人の婆さんは、ランプを消した二階の部屋の机に、魔法の書物を拡げながら、頻に呪文を唱えていました。書物は香炉の火の光に、暗い中でも文字だけは、ぼんやり浮き上らせているのです。

 

这时,那个印度老婆婆将油灯(之前翻译成蜡烛了,抱歉( ;;))熄灭后,依旧将魔法书摊放在二楼的桌子上,频频的念诵着咒语。魔法书在香炉火光的照耀下,灰暗之中只有文字模糊的浮现出来。

 

婆さんの前には心配そうな恵蓮が~いや、支那服を着せられた妙子が、じっと椅子に坐っていました。さっき窓から落した手紙は、無事に遠藤さんの手へはいったでなろうか?あの時往来にいた人影は、確に遠藤さんだと思ったが、もしや人違いではなかったであろうか?~そう思うと妙子は、いても立ってもいられないような気がして来ます。しかし今うっかりそんな気ぶりが、婆さんの眼にでも止まったが最後、この恐しい魔法使いの家から、逃げ出そうという計略は、すぐに見破られてしまうでしょう。ですから妙子は一生懸命に、震える両手を組み合せながら、かねてたくんで置いた通り、アグニの神が乗り移ったように、見せかける時の近づくのを今か今かと待っていました。

 

在老巫婆面前显得很担心的惠莲~不对,是被穿上中国服饰的妙子大小姐(证明妙子大小姐不是中国人,是日本领事的女儿),正一动不动的坐在椅子上。刚从窗户扔下去的信纸,平安的递给了远藤了吧?我想,那时来回走动的人,的确就是远藤,莫非我是认错人了?~想到这,妙子大小姐显露出坐立不安的神色。但若现在在老巫婆眼前要是不经意流露出那样的神色,想要从这巫女家中逃出去的计划会马上被识破吧。因此妙子大小姐拼命的一边将发抖的双手交织着(放在胸前)一边按先前计划行使,冒充火神附体那样,焦急的等待着此刻的来临。

 

婆さんは呪文を唱えてしまうと、今度は妙子をめぐりながら、いろいろな手ぶりをし始めました。或時は前へ立ったまま、両手を左右に拳げて見せたり、又或時は後へ来て、まるで眼かくしでもするように、そっと妙子の額の上へ手をかざしたりするのです。もしこの時部屋の外から、誰が婆さんの容子を見ていたとすれば、それはきっと大きな蝙蝠か何かが、蒼白い香炉の火の光の中に、飛びまわってでもいるように見えたでしょう。

 

巫婆诵完咒语后,来到妙子大小姐周围,开始耍着各种手势。时而来到(妙子大小姐)面前站立不动,两只手向上方左右高举,时而来到(妙子大小姐)后面,仿佛要遮住眼睛似的轻轻的将手在妙子大小姐的额头上罩住。如果谁要是从屋外看老巫婆那姿态的话,那一定像是只大蝙蝠或是什么东西,好像能看到有什么东西在苍白的香炉火光之中,到处乱跑。

 

その内に妙子はいつものように、だんだん睡気がきざして来ました。が、ここで睡ってしまっては、折角の計略にかけることも、出来なくなってしまう道理です。そうしてこれが出来なければ、勿論二度とお父さんの所へも、帰れなくなるのに違いありません。

 

过了一会,妙子大小姐和往常一样,渐渐的萌发出了睡意。但,此时睡着的话,好不容易设计的计划也就落空了。而且一旦失败的话,当然也在就回不到父亲身边了。

 

「日本の神々様。どうか私が睡らないように、御守りなすって下さいまし。その代り私はもう一度、たとい一目でもお父さんの御顔を見ることが出来たなら、すぐに死んでもよろしゅうございます。日本の神々様、どうかお婆さんを欺せるように、御力を御貨し下さいまし。」

 

“日本诸神灵大人。无论如何请保佑我别昏睡过去。即使哪怕至少让我看一眼父亲的面容,马上死掉也无怨无悔。恳求日本诸神灵借喻我力量,让老巫婆受到蒙骗。”

 

妙子は何度も心の中に、熱心に祈りを続けました。しかし眠気はおいおいと、強くなって来るばかりです。と同時に妙子の耳には、丁度銅鑼でも鳴らすような、得体の知らない音楽の声が、かすかに伝わり始めました。これはいつでもアグニの神が、空から降りて来る時に、きっと聞える声なのです。

 

妙子大小姐无数次在心中诚恳的祷告着。但是困意却一个劲的越来越强。与此同时妙子大小姐的耳边恰好响起了铜锣之类的鸣响,微弱的开始传播着不知从哪来的声响。这声音每次火之神从天而降的时候,都一定能听到。

 

もうこうなってはいくら我慢しても、睡らずにいることは出来ません。現に目の前の香炉の火や、印度人の婆さんの姿でさえ、気味の悪い夢が薄れるように、見る見る消え失せてしまうのです。

 

不论这样要一直坚持多久,还是会睡着的。呈在眼前的香炉火光,印度巫婆的身影,甚至连让人作呕的梦境都淡漠了一样,转眼间消失殆尽。

 

「アグニの神、アグニの神、どうか私の申すことを御聞き入れ下さいまし」

 

“火之神,火之神,恳请您倾听我所说的话。”

 

やがてあの魔法使いが、床の上にひれ伏したまま、嗄れた声を拳げた時には、妙子は椅子に坐りながら、殆ど生死も知らないように、いつかもうぐっすり寝入っていました。

 

    不久,老巫婆跪倒在地板上,用嘶哑的声音召唤火之神时,妙子大小姐虽说是坐在椅子上,但完全不知是生是死,不知不觉妙子大小姐已经入眠了。



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红色字体部分不太理解,请大大们教教我ヽ(・∀・)ノ 「蹭脸」




最后编辑于:2015-05-10 15:22
分类: 日语
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