2015.05.10【日译中】「流星の絆」第十四章1(28句)

兰汐羽兮 (神谷みか/みかの消失) 译心传心
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发表于:2015-05-10 16:04 [只看楼主] [划词开启]


    戸神行成の様子を見て、どうやらこちらのペースに持ち込めたようだ、と静奈は感じていた。睨んだ通り、実直で、仕事熱心な男なのだ。しかも女性の狡さや計算高さといったものに、これまであまり接したことがない。もっともらしい感想を述べる高峰佐緒里という女性客の腹の中に、彼の心を翻弄してやろうという下心があるなどとは、夢にも思っていないのだ。

     看到户神行成的神情,静奈感觉终于由她来掌控局面了。正如功一所预料的,户神行成是一个忠诚耿直,热爱工作的人。而且甚少遇到女性耍手段、心机。对于看起来完全是在叙说感想的高峰佐绪里这位女性客人,他做梦都没想到她会别有用心地算计着他。


  大丈夫、これならうまくいきそうだ、と彼女は思った。だがそんなふうに自分にいい聞かせること自体、珍しいことだった。

   没问题,这么下去的话会很顺利的。静奈对自己说道。但是像这样问自己,这种事情本身就很罕见。


  じつは彼女は、いつもと微妙に勝手が違っていることに気づいていた。その理由は彼女自身にもよくわからなかった。強いていえば、罪悪感のようなものが、胸にうっすらと広がっているのだ。これまでも、そうした思いが皆無だったわけではないのだが、意識から追い出すことはそれほど難しくなかった。騙されるほうが悪いんだ、という信念が、常に勝っていたからだ。

   静奈察觉到自己和平常不太一样。原因她自己也不清楚。非要说的话,就是类似罪恶感之类的东西在心中隐隐约约地扩大。虽然以前也不是完全没有过,可是很少像这样清楚的意识到这一点。被别人骗会很惨,这种想法经常战胜了微弱的罪恶感因为“上当受骗是对方自己傻”的信念常胜不败。

  

  しかし、今夜は少し違う。いつもならどっしりと構え、相手を見下ろした気分でいられるのだが、逆に何かに見張られているような気がしている。

   只是,今晚却有些不一样。平时,她会装作稳重的样子,暗暗瞧不起对方,这次却感觉被什么看穿了似的。


  もしかしたらそれは、この店のせいかもしれなかった。店に入った瞬間から、妙に落ち着かないのだ。自分の心の片隅にある古いドアがノックされているような気分だった。だが決して悪い気分ではない。むしろ、つい無防備になってしまいそうだった。そのことが彼女を戸惑わせている。

    莫非是因为这个店的缘故吗。进入里面的一瞬间,不可思议般冷静下来了她反常地无法冷静思考。意识到自己内心一隅的古老大门被敲响。但并没有不开心。甚至可以说是卸下了防备。这让静奈感到很困惑。


    たぶんここが洋食屋だからだろう、と静奈は思った。昔、両親が経営していた『アリアケ』という店とは、広さも高級感もまるで違う。だが漂っている空気には、明らかに共通したものがあった。その空気が、彼女の意識を、幼い日々に連れ戻そうとする。人を騙すことなど、考えもしなかった無邪気な日々にだ。

     或许因为这里是西餐店,静奈想到。和以前父母开的‘有明’相比,大小和级别完全不同。但是店里的气氛明显具有一致性但是,这儿弥漫的气氛中的确有种似曾相识的东西。这种感觉让静奈回想起自己的幼年时候。那是从没想过要骗人的天真无邪的岁月。

最后编辑于:2015-05-11 18:00

本帖来源社刊

分类: 日语
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