だが、全身に激しい痺れを覚えながらもーー誠二はなおも強い眼差しをして、鬼の様な形相の静雄を気後れする事無く睨み返した。
但是,尽管全身都感觉到激烈的麻痹——诚二却用更加固执的眼神,毫不畏惧地反瞪着神色入鬼一般的静雄。
「人を好きになる事に……名前なんか関係ない!」
“喜欢一个人这事……和那个人的名字无关!”
「あぁ?」
“啊?”
尚も鋭い眼光で睨み付ける静雄に対し、誠二は全く気後れを見せてはいない。
面对用更加锐利的眼光盯着自己的静雄,诚二丝毫没有表现出畏惧。
「じゃあ、なんで名前も知らない奴が運命の奴なんだ?」
“那,为什么连名字都不知道的家伙是你命中注定的人?”
「ーー俺が、愛してるからだ。他に答えなんかない! 愛を言葉に置き換える事なんかできやしないッ!」
“——因为我,爱着她。没别的答案了!爱不能用语言来衡量!”
考えるように覗き込む静雄に対し、誠二は握り続けていたペンを高く振り上げた。
对着思考一般窥探着自己的静雄,诚二高高举起了一直握在手中的笔。
「だから俺は、行動で示すッ! 彼女を守る、それだけだッ!」
“所以,我会用行动表示!我要保护她,仅此而已!”
静雄の顔面に向けて振り下ろされたペン。それをもう片方の手であっさりと受け止めると、静雄は怒りに目を赤く染めながら、口元でニヤリと笑って見せる。
笔朝着静雄的脸刺了下来。静雄用单手轻松接下了攻击后,愤怒染红了他的眼睛,嘴角露出了微微一笑。
「臨也よりは、ずっと気に入った」
“比起临也,我更喜欢你。”
静雄は誠二のペンを毟り取ると、ゆっくりと誠二の身体を胸元から離していった。
静雄抢过诚二的笔,慢慢地把他的身体从自己面前放开。
「だから、これで勘弁してやる」
“所以,这样我就原谅你。”
そのまま一気に身体を引き寄せ、誠二の額に自分の頭を思い切り叩き込んだ。
说完他一口气把身体靠过去,用自己的额头狠狠地撞在了他的额头上。
小気味いい音がして、そのまま誠二はガクリと膝をつく。
有点清脆的声音响起,诚二无力地跪了下去。
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