【春宵苦短少年学习吧】日语综合教程5 第一课 朗读 管子 2015-09-15

管子爱学习
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小巫师
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发表于:2015-09-15 23:29 [只看楼主] [划词开启]

 第一课 海の中に母がいる【下】

それでも、船に乗って、海を思いのたけ味わいたいと言う気持ちはいっこうに衰えなかった。幸いフランスにゆくことになり、留学生は船に乗るようにという指示があった。マルセイユまで三十三日の船旅――考えただけでも嬉しさで気が遠くなりそうだった。しかし仲間の留学生たちは、何でそんな無駄な旅をさせるのかと不満顔だった。

私はひとり,海の喜びを満喫するため、四等船室を選んだ。ここは季節労働者用の船室で、留学生が近寄らないばかりでなく、船底なので、海に近く、丸窓の外は青い波がすれすれにうねっている。海が荒れると、船員が鉄の覆いで丸窓をふさぎにくる。ベッドは鉄パイプの二段棚にカンバスを張っただけ。飾りなど何もなく、牢獄さながらだ。

しかし文明の居心地よさはつねに、大自然との直接の接触遮断する。たとえば灼熱の紅海では、船底は四十度を越え、甲板でも燃える暑さだ。もちろん一、二等船室は優雅に冷房されているが、それでは、コンラッドの描くこの熱帯の海という荒々しい野獣のようなものの実体に触れることはできない。限りなく強烈な、素肌ならすぐに火傷を起こす太陽の下でしか、紅海の目くるめく壮大さは味わえないのである。

私は朝、甲板で激しい海の風に吹かれながら飲む,大カップのコーヒーに満足した。中国人、マレー人、インドネシア人、ウェトナム人たちの喧噪のなかで、甲板に寝そべってヘミングウェイをよむのが、たまらなく嬉しかった。舳先に立って風を受けていると、まるで大航海時代の冒険者になったような気がした。

東シナ海の冷酷な青い波、くらげの浮かぶボルネオ海の白緑色のねっとりした波、インド洋の壮麗な落日の下で黄金色に砕けていた波、地中海の凄味を帯びた青黒い波。いずれも刻々に私のたましい魂を奪ってやまなかった。朝から晩まで私は舷側からただ海の青さ、広さに見入っていた。

人間は愛するもののそばに長くいたいと思う。ただいるだけで幸せなのである。人が退屈するのは、ひたすら愛するものを失ったからではないだろうか。この大航海の間、私は自然の素晴らしさと同時に人生の過ごし方も学んでいたような気がする。

あれからもう三十年。今も海が恋しいとき、懐かしい三好達治の詩を読む。

「海よ、僕らの使う文字では、お前のなかに母がいる。そして母よ、フランス人の言葉では、あなたの中に海がある。」(フランス語の母はmere、海はmer)

 

 



最后编辑于:2015-11-26 10:28

本帖来源社刊

分类: 朗读

标签: 日文时光

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