【夜读七队】おやすみ、テディベア③—倔强的红豆

发表于:2015-09-20 16:33 [只看楼主] [划词开启]

第一章  熊「ベア」を探せ




野木由子は、ちょうど、中原が窓から女の子へ向かって、

「おい、待て!」

 と叫んだとき、道の角を曲がって来たところだった。グレーのブレザーに、スカート、ショルダーバッグというスタイルだった。

 あの声、中原君だわ。見上げると、やはり中原が、何かあわてた様子で、窓から身を乗り出した。中原がもう一度叫ぶと、窓から姿を消した。

 同時に、野木由子は、走って来た女の子にぶつかりそうになって、

「あ、ごめんなさい」

 と足を止めた。

 女の子は、ギョロッとした目で由子を見上げると、そのまま今、由子が曲がって来た角を折れて、走って行ってしまった。

 今の子、熊のぬいぐるみを抱いていたわ、と由子は思った。中原君、今、熊がどうとか怒鳴ってたみたいだけど……。

 由子が、また中原のアパートへ向けて足を踏み出した瞬間、ズシン、と腹に響くような衝撃音が空気を震わせ、同時に耳がキーンと鋭く鳴った。

 中原の部屋が、黒煙と共に、吹っ飛んでいた。

 ——爆発。その瞬間の気圧の変化で、由子の耳が、一瞬おかしくなったのだ。

 由子は、その場に、呆然と突っ立っていた。目の前で、突拍子もないことが起こっても、そうすぐに対処することはできないものである。

 黒い煙が、ゆっくりと、風に吹かれて、散らされて行くと、後にはポッカリと、無残な傷口が残っていた。巨人にかみ切られたとでもいうような、大きな空間があった。

「——中原君」

 由子は、やっと我に返って、走り出していた。

 野木由子は、二十一歳の、都下の女子大に通う三年生だった。中原朝夫とは、高校時代からの付き合いで、しかし、ここ一年ほどは数えるほどしか会っていない。


@遗失年华里的一抹暖阳 @ann桃夭 @暖煦 


最后编辑于:2015-09-20 22:47

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分类: 朗读

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