2015.09.21【日译中】日本传说366日・9月の日本昔話——23日: ネコの茶碗

夜月秋音 (小夜)
【A+研究所】荣誉会员☆网校制霸
译犹未尽
22 15 0
发表于:2015-09-25 15:30 [只看楼主] [划词开启]

9月23日の日本の昔話(9月23日的日本故事)


ネコの茶碗

猫的茶碗



 むかしむかし、ある峠で茶店を開いているおばあさんが、一匹のネコを飼っていました。

 很久很久以前,在一处山顶上开茶铺的老婆子养着一只猫。
 どこにでもいるただのネコですが、そのネコのごはんを入れている茶わんが何とも素晴らしい茶わんで、目利きの人なら喉から手が出るほどです。
 那猫倒是一只寻常可见的猫,放猫食的茶碗却非常名贵,凡是有些眼力的人见了都恨不得收归己有。
 ある日、茶店で休んでいた金持ちのだんなが、それを見て驚きました。

 一日,有个在茶铺休息的富人老爷瞧见了那茶碗,非常吃惊。
(ネコに小判とは、よく言ったものだ。このばあさん、茶わんの値打ちがまるでわかっていない)

 (真是暴殄天物啊。看来那个老婆子,对只茶碗的价值是完全不知情的。)
 そこでだんなは、何とかしてネコの茶わんを手に入れたいと考えました。

 于是那位老爷就动起脑子想得到那只猫的茶碗。
 だんなはネコのそばへ近寄ると、その頭をなでながら言いました。

「なんて、可愛いネコだ。実に素晴らしい」

 他来到猫的身边,摸着它的头说道:“真是只可爱的猫呀,出色极了。”

「そうですか? 一日中ブラブラしている、何の役にも立たんネコですよ」

 “是吗? 可那只猫整天无所事事的到处晃悠,一点儿用场也派不上的哦。”
「いやいや。なかなかに、利口そうなネコだ。それに、毛のつやもいい。なんなら、わしにゆずってはくれないか?」

 “不不,这猫瞧着可聪明了。而且,毛色也漂亮。你要是不介意,让与我可好?”
「まあ、可愛がってくれるなら、ゆずってもいいですよ」

 “只要你日后好好待它,让给您也成。”
 おばあさんの言葉に、だんなはしめたと思いました。

 後はネコと一緒に、あの茶わんもつけてもらえばいいのです。

 听老婆子这样说,那位老爷心道:好!接下来,让她把那茶碗附赠与我,这事就成了。
「それで、いくらでネコをゆずってくれるかな?」

 “那,要多少你才肯把猫给了我呀?”
「そうですね。ネコの事ですから高くも言えませんが、一両でゆずりましょう」

 “这个嘛——一只猫而已倒也不好出价太高,就一两吧。”
「はっ? 一両(約七万円)も!」

 “啥? 要一两(约七万円)!”
(こんな汚いネコに一両も出せとは、とんだばあさんだ)

と、思いましたが、あの茶わんは、とても一両や二両で買える品物ではありません。

  (这么一只脏兮兮的猫竟然出价一两,这老婆子够黑心的。)他心里不由嘀咕。然而那只茶碗,却远远不是一两二两就买得下来的。
「わかった。一両出そう」

 “好吧。一两就一两。”
 だんなは財布から一両小判を取り出して、おばあさんに渡しました。

 老爷从钱包里取出一两金币交给了老婆子。
 ここからが、本番です。

 接着,正戏来了。
「ところで、ついでにこの茶わんももらっていいかな? 新しい茶わんより食べなれた茶わんの方が、ネコも喜ぶと思うので」

 “我说,这只茶碗能不能也一起给了我呀? 比起新茶碗,还是用惯了的茶碗猫会更高兴吧。”
 そのとたん、おばあさんがピシャリと言いました。

 话音刚落,老婆子便断然地道。
「いいえ、茶わんをつけるわけにはいきません。これは、わしの大事な宝物ですから!」

 “不行,茶碗不能送,这是我的宝贝疙瘩!”
(ちぇっ、このばあさん、茶わんの値打ちをちゃんと知っていやがる)

 (啧、原来这老婆子对茶碗的价值心知肚明啊。)
 だんなはくやしくなって、思わず声を張り上げました。

 老爷恼羞成怒,不由得拔高了声音。
「大事な宝物なら、なんでネコの茶わんなんかにするんだ!」

 “既然是宝贝,你怎么就拿去给猫当饭碗了!”
「何に使おうと、わしの勝手でしょうが! さあ、ネコを持って、とっとと帰っておくれ。この茶わんは、いくら金をつまれたってゆずりませんからね!」

 “我老婆子想怎么用就怎么用! 行了,你领着猫快些上路吧。这只茶碗,不管你出多高的价我也是不会让给你的!”
 だんなは仕方なく、ネコを抱いて店を出て行きました。

 老爷没法子,只得抱着猫走出了茶铺。
 でも、もともとネコが好きでないだんなは、
「ええい、腹が立つ! お前なんか、どこへでも行け!」
と、峠の途中でネコを投げ捨てました。

 然而,原本就不甚喜欢猫的老爷,在翻越山岭的途中,叫着“哎——气死我了! 你自生自灭吧!”就把猫给扔了。
 ネコはクルリと回転して着地すると、そのまま飛ぶように茶店へと戻っていきました。

 那猫翻了个跟头着地后,飞一般的奔回了茶店。
「よし、よし。よう戻って来たね」

 “乖、乖。你可回来了呀。”
 おばあさんはネコを抱きあげると、何度も頭をなでてやりました。

 老婆子抱起猫,一次又一次地抚摸它的头。
「お前のおかげで、またもうかったよ。これで二十両目だね。ヒッヒッヒッヒッヒッヒッ」

 “托你的福,又赚到了一笔。算上这次已经有二十两之了。嗬嗬嗬嗬。”

 

おしまい



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分类: 日语
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