2015.09.25【日译中】日本传说366日・9月の日本昔話——9月2日: 歯をボロボロにされた鬼

lollibao
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发表于:2015-09-25 17:59 [只看楼主] [划词开启]

 歯をボロボロにされた鬼   牙齿被弄得稀巴烂的鬼

むかしむかし、ある山奥に、一匹の鬼が住んでいました。

在很久很久以前,在一个大山的深处住着一只鬼。

 鬼は毎日のようにふもとの村にやってきて、畑を荒らし回り、家にある食べ物を手当たりしだいに食べるのです。

鬼每天都到山脚下的村庄捣乱,把旱田踩乱,还随手拿了别人家的食物就开吃。

「そのうちに、わしらも殺されてしまうかもしれない」

“不仅这样,还有可能把我们杀掉。”

「なんとかしないと、村は全滅だ」

“如果再不想办法的话,这个村就完蛋了!”

 村の人たちはすっかり困ってしまい、畑仕事も手につきません。

村里的人非常困扰,就连田里的工作都不干了。

 そこで寺の和尚(おしょう)さんに相談して、鬼が来ると寺へ連れて行き、酒を飲ませてごちそうを食べさせることにしたのです。

因为这样,就和寺庙里的和尚商量,把鬼带到了寺庙,给它酒喝,给它好吃的。

 おかげで畑は荒らされなくなりましたが、今度はごちそう作りが大変です。

多亏了这事,鬼终于不去破坏旱田了。但是接下来每天都要做吃的,就很麻烦了。

 村人たちが交代でごちそうを作り、酒を用意しなくていけないのです。

这么一来,村里的人就不得不轮流给鬼做好吃的,准备好酒。

 鬼は毎日寺へやってきて、大酒を飲み、腹いっぱいごちそうを食べたあと、本堂で大の字に寝て、ものすごいいびきをかきます。

这个鬼每天去寺庙大吃大喝之后,就呈大字型躺在大堂里睡觉,并且发出巨大的呼噜声。

 それを見ていると、なさけないやらくやしいやら、いっそひと思いに殺してやろうとしましたが、

看见这样的场景,不知道是说有种鄙视的心情还是不甘心,还不如把它杀了算了。

「まて、まて。いくら鬼とて、命あるものを殺すわけにはいかない。わしにまかせておけ」

と、和尚さんが言うので、村人たちは何とかがまんしていました。

“慢着、慢着,就算是一只鬼,随便屠杀生命是不行的。就把它交给我吧。”

听到和尚这样说,村里的人就忍了。

 ある日の事、和尚さんが、

「今日は鬼に出すごちそうに、白い石を四角に切った物と、竹の根を輪切りにした物を用意するように」

と、言いました。

有一天,和尚说跟村里人说:“今天给鬼准备吃的时候,请给它准备切成四方形的白色石头和切成圆片的竹根。”

 鬼はいつものように地ひびきをたてながら、寺にやってきました。

鬼就像往常一样大步流星地踏进寺庙。

「さあ、どうぞどうぞ」

“来,请进请进。”

 和尚さんは鬼を本堂に案内すると、大きなおぜんの前に座らせて、

「今日は酒のさかなに、とうふと竹の子を用意しました」

和尚把鬼带到了正殿内,在一张大桌子前坐了下来。

“今天除了酒和鱼,还准备了豆腐和竹笋。”

と、言って、白い四角の石と竹の根を輪切りにした物を出しました。

 それから自分のおぜんの上には、本物のとうふと竹の子の煮物を置いたのです。

说完就端出了准备好的四方的白色石头和竹根的圆片,然后给自己的份就准备了真的豆腐和竹笋。

「ほう、これはうまそうだ」

 鬼はいつものように酒を飲み、とうふと言われた白い石をほおばりました。

“哇,这个好像很好吃呀。”

鬼就像往常一样喝着酒,把那些说是豆腐的白石片送进了嘴里。

 ガシン!

咯吱!

 ところが、その石の固い事。

话说回来,这个石头是很硬的。

 必死になってかみくだいたら、鬼の歯がボロボロになってしまいました。

鬼拼命地用牙咬呀咬,牙齿就变得破烂不堪了。

「なんて、固いとうふじゃ。・・・うん?」

“这豆腐怎么这么硬呀,啊?”

 ふと和尚さんの方を見てみると、さもおいしそうにとうふを食べています。

赶紧转头看和尚的那边,只见和尚正在津津有味地吃着豆腐。

 和尚さんは続いて、竹の子の煮物を口に入れると、これまたおいしそうに食べました。

和尚继续把煮竹笋放进嘴里,看起来又是非常好吃的样子。

 鬼も同じように竹の根の輪切りを口に入れましたが、固くて固くてやっぱり歯がたちません。

鬼也把看起来一样的竹根圆片放进嘴里,但是真的是很硬牙齿咬不动。

 それでも人間に負けてなるものかと思い切ってかみくだいたので、残っている歯もボロボロになってしまいました。

但是想着,这样子的东西我不可能连人类都比不上呀,就拼命地咬,剩下的牙齿也变得破破烂烂的了。

 さすがの鬼もビックリして、和尚さんに言いました。

就连鬼也吓了一跳,它对和尚说:

「こんな固い物を、よく平気で食べられるもんだ」

“这么硬的东西,都能轻易地吃下去呀。”

 すると和尚さんは、にっこり笑って言いました。

于是和尚就笑了笑说:

「なあに、人間の歯は鉄より固く、何だってかみくだく事が出来る。なんなら、お前さんの腕にかみついてみようか?」

“说的什么话呢,人类的牙齿可是像铁一样坚硬,什么都能咬碎的。要不,让我咬一下你的手臂?”

「と、とんでもない!」

 鬼は、あわてて手をふりました。

“那,那就不用了!”

鬼赶紧摆摆手说道。

「そればかりじゃない。地面だってひっくり返す事が出来るぞ。あれを見てみろ」

“不仅仅是那样,还能把地面翻转呢。你看看那边。”

 和尚さんが、麦畑(むぎばたけ)の方を指さしました。

和尚指了指麦田的方向。

 見ると昨日まで黄色く実っていた麦は一本もなく、畑はすっかりたがやされて黒々とした土になっていました。

看见到昨天为止还结着黄灿灿的麦穗一根都没有了,麦田完全变成了黑乎乎的土地。

(なるほど、人間というのは恐ろしい力を持っているものだ。そうとは知らずに畑を荒らしたり、ごちそうを食べていたりしていたが、もしかするとわしを安心させて捕まえるためかもしれないぞ)

原来是这样,人类拥有那么可怕的力量。连这都不知道就去破坏了别人的旱田,还吃了那么多好吃的,难道是先让我安心地呆在这里,然后再把我抓起来……)

 そう思うと鬼は急に怖くなり、そのまま山奥に逃げ込むと二度と姿を見せることはなかったという事です。

想到这里,鬼突然感觉很害怕,赶紧往深山里逃跑,从那以后就再也没有见过它了。



本帖来源社刊

分类: 日语
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